軸は自分の中に

中国の政治の事を考えると複雑な気持ちになるけど、スポーツが好きなので純粋に4年に1度の夏季オリンピックがもうすぐだ!と思うとやっぱりワクワクします。


開会式のリハーサルの様子を隠し撮りするかのように報道している番組があったけど、あんなのは邪道だ。別に一生秘密じゃないんだから、その時まで何も知らずに楽しみたい。


私もあるスポーツを自分なりには熱心に(男女の出会いを求めるかのようなサークル気分でなく)やっていたんだけど、オリンピックに出場なんて夢にも思わないレベルだった。それでも、国内での遠征試合のために宿泊とかするとお金が凄くかかりました。だから、オリンピック選手でスポンサーのいない、または少ない選手は本当に金銭面で大変だろうなと思います。でも海外の試合に参加しないとやっぱり強くなれないしね。そういう目で見ると、フィギュアスケート浅田真央ちゃんの豪華な衣装を見る度「大きいスポンサーついてるなー。」としみじみ思います。


スポーツつながりで言えば先日のボクシングの内藤大助VS清水智信戦を見ました。内藤選手は、3度目のポンサクレック戦をローカル局で生放映していたのを見て以来、なんとなく親近感を感じています。今は「我らの内藤」なんて顔をしているTBSだけど、内藤が当時世界チャンピオンだったポンサクレックに挑戦した時には放映してくれず(TBSに限らずどのキー局も放映を拒否したらしいけど)世界戦が危ぶまれる中、東京ローカルのMXTVが名乗りをあげてくれたので救われたんだそうです。


しかも内藤選手の素晴らしいところは、頼む時だけでなく、見事ポンサクレックに勝利しチャンピオンになった直後にMXTVの番組にゲスト出演し、さらに、亀田弟を破って『国民のヒーロー』となりミーハーなキー局に出ずっぱりの最中にも、再びMXTVに出演したのです。いやー、この人はお金だけでは動かない義理堅い人だね。


対戦相手の清水選手は見た目も試合後の態度も爽やかで、TBSはこの人を次のヒーローにしようとしているのか?と思ったら、まさかの亀田登場で、いい試合を終えた直後の綺麗な空気に満たされていたリング上が一気に淀みましたね。


これには当然抗議が殺到したみたいで、TBSはやらせじゃないと言っているようなんだけど、試合中に亀田兄弟が座っていた席はマスコミ用の席だったし、勝手に亀田がリングに上がったのだとしたら、それを止めないなんて警備は一体どうなっているんだ。仮に別の素人がリングに上がっていたら、きっと誰かが必死になって阻止しただろう。リングに簡単に上がれちゃってる事からしても、主催者側は知っていたとしか思えない。フジが視聴者を笑わせて「おバカ最高。戦争って何?勝つといい事あるらしいよ!」と油断させながら国民を国家に反論なんかできない思考停止状態にさせていっているのと真逆で、TBSはどんなに人を怒らせても自分達のやりたいようにやっていくんだね。まるで北風と太陽だ。童話と大きく違うのは、太陽が勝っても北風が勝っても恐ろしい未来が待ち受けているという所です。