ドラマ『昭和元禄落語心中』の感想など

 昨年の事だけどメモ。
 2018年10月〜のドラマでNHKの『昭和元禄落語心中』は最後まで面白かった。今にして思えば何度も見返したいドラマ(「あの場面に、もっと深い別の意味が含まれていたのでは?」と想像させるこだわりと余韻がある)だから、録画を消してしまった事を心底後悔。

 ネタバレになってしまうけれど、最後にある人が八雲に言う「そしてよく生き抜いた」という台詞が凄く好きだ。八雲の人生を一言で表すのにピッタリの言葉。本当に「生き抜いた」人だよ。

 あと、ある人が八雲に弟子志願した時に、私はてっきり「好きにするさ」といつもの言葉が返ってくると思いきや、思いがけず素直な言葉だったのも八雲の人格の変化を表しているのかなと思った。年が明けたけれど、今思い起こしても本当に名場面の多い、素敵で感動できるドラマだったなぁ。

 オープニングの音楽と映像も良かった。短いけど、あのオープニングが始まるとゾクっとする。音楽は村松崇継さんか。メモメモ。

 TBSの『中学聖日記』の音楽も良かった。小瀬村晶さんと信澤宣明さんか。メモメモ。なんだか冒険のRPGを連想させるような。こちらのドラマは物語はそれほどでも無かったけれど、有村架純さんは演技がうまいんだなという事がわかった。この人だから最後までもったような気がする。