2019も着実に進む独裁国家計画

 NHKが放送した、安倍首相による「辺野古の珊瑚は移植した」という発言や、それを放置しているNHK(生放送ではなく録画放送だったのに検証せず放送)やテレビ報道の態度は、日本の劣化が戦後最悪にきているのではないか?と不安な気持ちにさせる。新年早々なのに。

 NHKは2017年の最高裁判決で受信料は事実上強制的に支払わせる事ができるようになったからやりたい放題だ。その判決を出した裁判官の中の1人、木澤氏は、安倍首相の腹心の友が経営する学校法人加計学園の監事を務めていた人。(加計氏と大学の同窓)ナニコレ!?怖い!

 NHKEテレとかドキュメントとかドラマとかいい番組も沢山あるけれど、このまま日本が悪くなっていくのを放置するのは忍びないので、いい番組を犠牲にしてでもNHKは解体して欲しい。こんな報道をする公共放送はいらないしこんな報道は私以外の国民にも見せて欲しくない。だから涙を飲んで、報道以外の素晴らしい番組が見られなくなる事に耐える。「変わるの嫌だからこのままでいいや」じゃいつまでも改善されない。

 悪人というのはいつの世にも必ず存在する。存在していいという事ではないが、人間の価値観とか倫理観は全ての人類が同じになるという事は無い。しかしそういう悪人が存在したとしても、もしもそういう人が私達に向かって悪い事をしてきたら警察が捕まえてくれて、法が裁いてくれて、投獄なり賠償金なりの罰を課せられる仕組みになっているから「悪人はいるだろう」とわかりつつもどうにか安心して眠る事ができる。

 しかし今の安倍政権下では、安倍やその周辺の仲間は、悪い事をしてもマスコミが報じない。報じないから問題の外にいる国民は気がつかない。だからテレビからの情報をメインにしている国民にとっては今の日本に問題は何一つ起きていない事になっている。よって政治にも興味を持たず、選挙にも行かず、または行ったとしても今のままの日本でいいから自民党に投票し、安倍政権が続く。自分たちで長続きさせているのに安倍政権を支持する理由に「長く続いているから」と他人事のような事を言う。わーーっ!頭がおかしくなるようーー!

 一昔前なら、もう豪雨になっている状態で与党である自民党議員、しかも大臣や安倍首相までが参加した『赤坂自民亭』という飲み会が繰り広げられていたという事実だけで首相退陣に追い込まれていた。確実に。

 国会質疑一つ取っても安倍内閣がどれほど国会議員として不適格で不誠実かがわかる。私の目にはある人は狂人にすら映る(もちろん悪い意味で)。だけど、昼間の国会中継を見られる人は少ないし、私のように録画をして見るというのも結構面倒だろう。だから与党がどれだけいい加減な答弁が繰り広げられているのかはニュース番組で放送しなければほとんどの人はわからない。国民がきちんと判断する材料を提示しないって報道の存在意義がないよ。安倍政権のこの数年間にテレビ局で報道の仕事をしていた人は将来ろくな目に遭わない気がする。自分の仕事を歪めただけでなく、日本の未来まで貶めたのだから。