危機でわかる人間性

はりきって予約していた『ブラタモリ』が例の犯人出頭により中止・・・。でもやっと放送日が決まりました。メモメモ。
ブラタモリ
12月14日(日)午前00:20〜午前01:03
予告を見る限り、タモリさんが嬉しそうに原宿表参道辺りの中央分離帯を横断していたような。楽しみ。


本題。
テロリスト、捕まってみればおかしなクレーマー・・・。まだ背後関係は謎だけど、私的な団体でなく、大がかりな背後があるとすれば、過去の事件同様解明されずに終わるんでしょうね。いくじなし!


「テロだテロだ」とはしゃぎ気味、もしくは興奮気味に訴えていたマスコミ関係者もどうかと思うけど、NHKみたいに、亡くなった人をやけに感傷的に「良い人でした」とアピールするようなVTRを作成するのもどうなんだろう?今大事な時期だから官庁のご機嫌をとっているのだろうか。


私も亡くなった方に対してどうのこうの言うつもりもないし、自分が被害者だったらと思うと恐ろしい。でもそれは地下鉄サリン事件の時や通り魔事件や痴漢やひったくり事件、振り込め詐欺など、数え切れないほどの街中で起きる全ての事件に市民は怯えてきたのであって、今に始まった事ではない。だからこそ、一般市民が視聴者の大半をしめるテレビで、他の事件の時間を潰してまで、官僚の事件だけ感傷的に大きく扱うのは偏っている。だったらこういう事件を放送して欲しい。


・「捜査怠慢」認定に不服、都が控訴 監禁・殺害巡る訴訟Asahi.com

東京都足立区で04年に多摩市の小出亜紀子さん(当時24)が監禁・殺害された事件で、都は21日、警視庁多摩中央署が必要な捜査をしなかったとして都などに2千万円の支払いを命じた今月7日の東京地裁・一審判決を不服とし、東京高裁に控訴した。


 警視庁は「事実関係などを再確認したが、捜査権限の不行使の事実認定や死亡との因果関係を認めた法律判断を承服できない」と説明した。


小出さんは03年12月、元交際相手の本間直人受刑者=殺人罪などで有罪=らに誘い出されたまま、04年1月26日、本間受刑者が住む新聞販売所の寮で遺体で見つかった。


 判決は、母親や友人が同署に相談に訪れた同1月5日以降は、小出さんの命が危険だったと認識できたと指摘。捜査を始めれば死亡を防げた可能性が高かったとした。



官僚が狙われたら、テロの犯行声明もないのに国家権力をフルに活用して警察を何百人も動員して捜査や警備に当たらせたくせに。しかもこういう捜査怠慢は1件や2件じゃないし、裁判で遺族が負けている判例の方が今は多いんじゃないだろうか。


びくびくとみっともなく逃げ回り、これが本当のテロだったらテロリストの思う壺のような反応を見せてくれた官僚たちに比べて、石川遼選手の素晴らしい対応には驚きました。


・石川遼選手も出場予定、会場で爆破TBS News

「僕が不安がってたり、怖がってたりしてても、何の効果もないと思うんで。僕はいつも通り思い切ってやるだけで」(石川遼選手)

怖くないはずはないと思うんだけど、その態度が社会に(犯人に)与える影響まで考慮できる高校生。年齢は上だけど、年上の官僚たちよりよっぽど大人の対応だし大物。