崖の上の亀AND THE CITY

色々映画観たいなー。
候補は『アキレスと亀』『SEX AND THE CITY』『崖の上のポニョ』。
セコイ話しちゃうけど、大人が3本全部観たら6千円弱だよ。生ってわけでもなく、フィルムを観るだけで。しかもDVDとかは繰り返し見られるけど映画館では1回きり。もっと安くしてちょ。それか景気上げてちょ。


『SEX〜』は観たいNo.1なんだけど、今は契約解除しちゃったけど、かつてWOWWOWで夜中にこっそり(やましいから夜中なのではなく放送時間が夜中なのです)観ていたものを、どーんっと大画面でみんな(他のお客さん)で観る事に違和感がある。映画館じゃなくてもいいかなー、みたいな。まさか、『The Simpsons』の映画版みたいに、映画になったら吹き替えの声優が変わったなんてアホな事はないでしょうね。急にキャリーの声が藤原紀香とか伊東美咲になってたら悲しみで爆発するよ。頭が。


アキレスと亀』もそういう意味ではスクリーンじゃなくてもいいかなと思うんだけど、大好きな北野武監督が「お客が入らなくて」と嘆いているので、ここはあえてお金を払いたい気もする。


余談だけど、たけしさんってやっぱりいいなーと思ったのは、『ミリオネア』で松本人志さんの話になった時「あの子はね」って呼び方をして優しくいたわっていた所。アニメ界の巨匠であり、自分より評価もキャリアも高い宮崎駿さんの事はけなして、後輩の松っちゃん事はフォローするという姿勢がいいやね。『またの下のポニョ』とか『ポニョなんて焼いて食っちまえ』とか、毒舌なんだけど笑ってしまう。本当にバカにしていない感がありありと伝わるというか。


そのアニメ界の巨匠の作品『崖の上のポニョ』。
それまでは、宮崎駿作品ってわざとらしさを感じて好きではなかったのです。その辺を歩いている子供の可愛さではなく、大人が演出して作り出し、訓練を受けた子役が可愛く演じてる、みたいなあざとさ。そして、作品の中では人間(大人)の俗っぽさとか欲深さを非難しておきながら、自分の映画では、その俗や欲の象徴とも言える芸能人を声優として多用している点に矛盾も感じたし。でも、そんな事にこだわるのはチッポケな事だと気が付いた。


そんな風に自分が簡単に覆ったのは、NHKの『プロフェッショナル』を見たから。完全に思う壺。でもいい壺にハマッたと思うよ。


まず、300日も密着を許可するという宮崎駿の太っ腹ぶりに心を揺るがされた。勝手な印象で、あまりマスコミを好まない印象があったので余計にビックリ。この先は番組の感想になって長くなるのでまたいずれ。(眠たくなった。)駿さんへの好感と興味→映画への興味、とつながったという事が言いたかったのです。どれにしようか、観たい映画で頭を悩ませる事ができる幸せを噛み締めつつ寝ます。