相反作用

SMAP×SMAP』に立川談志さんが。病に伏せていると噂があったし、筑紫哲也さんや緒形拳さんなど今年はそのジャンルで掛替えの無い存在の人がこの世を去っているので、縁起でもないから元気そうだとわかった今だから言える事だけど、不安に感じていた。今日の姿を見る限り、相変わらず喉の調子は悪いけど、顔色などは良かったので安心しました。何喋ったのか実は殆ど見てなかったけど。てへ


本題。
またも『ブラッディ・マンデイ』と『情報7days ニュースキャスター』の感想。


ブラッディ・マンデイ』はゴロゴロと坂を転がるように酷くなってますねー。あんまり自分が見てる番組の悪口言いたくないけど、若い役者たちが上手くねーなーという思いで溢れます。エキストラっぽい脇役も含め、本人たちはその気になって変な人の芝居をしてるんだけど、どうにも「その気になって演じてる普通の人」って感じしかしなくて、見ているこちらが気恥ずかしくなる。何故見ているこちらを辱めるのだ。


初回から変わらず、惚れ惚れするのは田中哲司さんと松重豊さんだけ。それでも最初の内は、展開が物凄く早いし、それぞれのハプニングが全て伏線でつながっていて見逃せない感じがしたんだけど、最近は長々と台詞で説明する場面が増えて、役者の力がモロに出てしまう。説明のシーンは田中哲司さんと松重豊さんだけに任せておくれ・・・。無理か。


それからドラマの中身に注目すると、テロリストの設定がどうにも違和感がある。あれだけ各所に能力のある人物を影で牛耳っている割に、あのチャラチャラした組織力の無さはなんなんだ。日本も過去にテロだとかある団体の氾濫とかあったけど、本気であればある程、統率力は軍隊並だった。「だるいんですけどー。」みたいな態度は、現代風なサイコを意識したのかも知れないけど、私は『LEON』のゲイリー・オールドマンとかそういう映画をパクっているとしか思えず、目新しさも不気味さも感じない。成宮の役は内田朝陽が良かったなぁ。


『情報7days ニュースキャスター』の感想。
今週は柔道から総合格闘技に転向した石井慧がゲストだったせいもあり、張り切り仕切り野郎の安住紳一郎がまだ大人しくて良かった。全体に番組がいつもより和やかだったような気がする。こういうのがいいやねー。


意義のある議論で闘うのならいいんだけど、ただ安住がカリカリしている番組が見ていて疲れる。ただ、ビートたけしさんもまだまだ若者に道をゆずる気はないんだなーと思わされる箇所が度々あって、わざと安住の仕切りに乗らないようにあえてふざけて見たりしているなと思う時がある。まぁね、あんだけ安住に上目線でああしろこうしろと言われたら大人しく従いたくないってもんですよ。


それにたけしさんは意外と人見知りというか、変な沈黙に対して自分がどうにかしなければと焦る人だ(と思う)から、その場しのぎに笑いをとればカリカリした安住が作り出した空気により冷ややかな空気が流れ空回りだし(焦って言ってるから実際にギャグもそんなに面白くない)、かと言って「俺の仕切りプランを乱さないように的確なコメントしてくれればいいんですよ」的な安住への反骨精神により真面目な話しもできない。


もちろん、どんな状況であろうと上手く立ち回れないたけしが悪いという意見もあるだろうけど、他の番組では相変わらず面白かったり、いい意見を言っているたけしさんを見ると、この番組のたけしさんはどっちにも行けずどうにも気の毒。今日の『TVタックル』の方がよっぽど真面目に話していた。


TBSはたけしさんをどうしたいんだろう?こんだけ安住とのギクシャクっぷりを見せられたら、そろそろファンだって疲れてこの番組から離れていくと思うんだけど。ただ、だからと言ってテリー伊藤とかお笑い系の人を呼ぶのは嫌だなーと思う。やっぱり気長に日テレの羽鳥アナのフリー待ちかなー。