低視聴率はテレビ離れのせいなのか。
本日の見逃し。
録画したニュース番組を夢中になって見ていたら、11時からのTBSの『A-studio』の堺雅人さんと、NHKの『世界ふれあい街歩き』のニュージーランド編を番組を見逃してしまった。麻生め・・・(とばっちり)。でも『タモリ倶楽部』が始まる前に気がついて良かった。
本題。
最初は見るつもりは無かったけれど、何となく見てみたら飽きる事なく最後まで見続け、最後には「あー、面白かった!」と次回への期待感さえ抱いたドラマ、『赤鼻のセンセイ』の視聴率が、初回だというのに9%台という事でビックリ。夜の10時に大泉洋さんってのが、どこをターゲットにしているの?って感じだったんでしょうかね。夜の10時にほのぼの系の内容なら、せめて阿部寛さんとかオダギリジョーさんみたいに、演技もうまくてわかりやすくかっこいい人の方が良かったんでしょうか。大泉洋さんの一言ギャグは、アドリブなのか台詞なのかわからないくらい自然な面白さがあっていいと思うんですけどね。人の心はわからん。
そこで、世の中の人々(といっても関東)が他の番組を見ていたのか、それともテレビの前にいなかったのか、それともそれともつまらない地上波テレビに辟易してしまったのかのおおよそを数字で予測してみました。
7月第2週〜4月第1週までさかのぼり、水曜日限定で、夜9時台と10時台にNHK、日本テレビ、TBS、フジ、テレビ朝日、テレビ東京の合計視聴率を2009年と2008年で比較してみました。なぜ夜9時台まで比較したかというと、金曜や土曜ならともかく、週の真ん中の水曜の夜9時に自宅のテレビを見ている人は、この後に出かける可能性は少ないだろうなと思ったので、それを目安に、9時台に視聴率が取れているのに、著しく10時台に下がっているという事は、あえてテレビを見なかったんだろうなと推測できるからです。
2008年と2009年の水曜夜9時比較
'08 21:00 | '09 21:00 | |
7月第2週 | 73.4% | 68.4% |
7月第1週 | 72.2% | 68.2% |
6月第4週 | 70.9% | 67.9% |
6月第3週 | 70.7% | 68.7% |
6月第2週 | 70.6% | 69.4% |
6月第1週 | 69.8% | 68.6% |
5月第4週 | 67.6% | 66.2% |
5月第3週 | 70.7% | 72.6% |
5月第2週 | 69.7% | 72.8% |
5月第1週 | 70.2% | 78% |
4月第5週 | 66.5% | 69.4% |
4月第4週 | 70.2% | 69.6% |
4月第3週 | 71.5% | 70.1% |
4月第2週 | 73.6% | 73.2% |
4月第1週 | 67.7% | 74.5% |
2008年と2009年の水曜夜10時比較
'08 22:00 | '09 22:00 | |
7月第2週 | 67.9% | 60.2% |
7月第1週 | 68.8% | 62.2% |
6月第4週 | 66.4% | 62.6% |
6月第3週 | 64.9% | 64.9% |
6月第2週 | 60.3% | 66.5% |
6月第1週 | 66.5% | 63.9% |
5月第4週 | 65.2% | 64.3% |
5月第3週 | 67.4% | 63% |
5月第2週 | 63.4% | 64.6% |
5月第1週 | 63.1% | 66.5% |
4月第5週 | 63.1% | 66.1% |
4月第4週 | 64.8% | 65.1% |
4月第3週 | 64.3% | 64.2% |
4月第2週 | 67.5% | 71.7% |
4月第1週 | 65.5% | 65.2% |
4月〜7月2週目までの水曜夜9時の平均合計視聴率
'08 21:00 | '09 21:00 | |
4月1週〜7月2週平均 | 70.38% | 70.5% |
4月〜7月2週目までの水曜夜10時の平均合計視聴率
'08 22:00 | '09 22:00 | |
4月1週〜7月2週平均 | 65.27% | 64.73% |
肝心の、『赤鼻のセンセイ』が放送を開始した7月第2週夜10時が、 67.9%→60.2%と激減していました。9時台も昨年より5%減少していたので、その残りの2%の人々が、寝てしまったかつまらなくて地上波テレビから離れたようです。でも、全体的には驚く程の変化はないようです。夜9時台なんて、昨年よりも上回っていました。『婚カツ!』が低視聴率だったために慌てた周囲が、苦し紛れのフォローで「ワンセグとか、録画して後で見る人とかが増えたんだ。」と言っているけれど、恐らくそれが主要ではないでしょう。
途中で飽きて「こんな事やって何になるんだ!?」と自問自答し始めてしまいましたが、サンプルは少ないものの、数字で見る限り、そんなに著しく地上波テレビ離れはしていないなという結果が出ました、キャップ。