フィギュアスケート/グランプリシリーズ・フランス大会
もう明日にはロシア大会が始まるけれど、先週のフランス大会の結果だけでも。
・男子結果
最終順位 | 選手名 | SP | FP | 総合点 |
1位 | 織田信成 | 2位(79.20) | 1位(163.33) | (242.53) |
2位 | トマシュ・ベルネル(Tomas VERNER/チェコ) | 1位(81.00) | 2位(148.96) | (229.96) |
3位 | アダム・リッポン(Adam RIPPON/アメリカ) | 3位(75.82) | 3位(144.14) | (219.96) |
4位 | ブライアン・ジュベール(Brian JOUBERT/フランス) | 6位(72.15) | 4位(135.24) | (207.39) |
5位 | ヤニック・ポンセロ(Yannick PONSERO/フランス) | 5位(72.50) | 5位(133.24) | (205.74) |
6位 | セルゲイ・ボロノフ(Sergei VORONOV/ロシア) | 4位(72.80) | 6位(131.65) | (204.45) |
7位 | アーバン・プレオベール(Alban PREAUBERT/フランス) | 7位(66.49) | 7位(123.14) | (189.63) |
8位 | チャオ・ヤン(楊超/中国) | 9位(60.72) | 8位(117.91) | (178.63) |
9位 | ライアン・ブラッドリー(Ryan BRADLEY/アメリカ) | 8位(65.21) | 10位(112.44) | (177.65) |
10位 | ペテル・リーバース(Peter LIEBERS/ドイツ) | 11位(60.31) | 9位(116.21) | (176.52) |
11位 | ハビー・フェルナンデス(Javier FERNANDEZ/スペイン) | 10位(60.56) | 11位(109.60) | (170.16) |
12位 | ボウン・シプール(Vaughn CHIPEUR/カナダ) | 12位(51.45) | 12位(103.98) | (155.43) |
・女子結果
最終順位 | 選手名 | SP | FP | 総合点 |
1位 | キム・ヨナ(金妍児/韓国) | 1位(76.08) | 1位(133.95) | (210.03) |
2位 | 浅田真央 | 3位(58.96) | 2位(115.03) | (173.99) |
3位 | 中野友加里 | 2位(59.64) | 3位(106.06) | (165.70) |
4位 | キャロライン・ジャン(Caroline ZHANG/アメリカ) | 5位(57.26) | 5位(95.89) | (153.15) |
5位 | アレクシ・ギレス(Alexe GILLES/アメリカ) | 4位(58.22) | 7位(93.70) | (151.92) |
6位 | カロリーナ・コストナー(Carolina KOSTNER/イタリア) | 7位(51.26) | 4位(96.37) | (147.63) |
7位 | エレネ・ゲデバニシビリ(Elene GEDEVANISHVILI/グルジア) | 8位(48.68) | 6位(94.75) | (143.43) |
8位 | キーラ・コルピ(Kiira KORPI/フィンランド) | 6位(54.20) | 8位(84.63) | (138.83) |
9位 | グエンドリーヌ・ディディエ(Gwendoline DIDIER/フランス) | 10位(41.96) | 9位(76.11) | (118.07) |
10位 | アンナ・ユーキィウィクス(Anna JURKIEWICZ/ポーランド) | 9位(43.86) | 10位(71.20) | (115.06) |
ブライアン・ジュベールは先シーズンに引き続き、今シーズンも不調な様子。(まだ始まったばかりだからわからないけど)
好調な時のジュベール選手の演技はナルシスト系でなく力強さとスピード感があって正に「フィギュアスケートも立派なスポーツ競技なり」と思わせてくれるハードさなので、また好調を取り戻して欲しい。オリンピックが全てではないけれど、こんなにもオリンピックと自分のピークが噛み合ないのは勿体ない。
男子の優勝は織田信成選手。ショートでは、課題としてきた演技構成点が低かったらしく、わかりやすい程に気落ちしていた。この演技構成点ってなんだか素人には基準が不透明で曲者。フリーの演技は物語がわかりやすく、織田選手の良さを生かした表現が発揮できて、多くの人が知っている、お客さんが盛り上がりやすい選曲だった。さすがニコライ・モロゾフコーチ。
女子は、あそこまでキム・ヨナの独壇場だと、演技を見る楽しさはあるけど競技としては盛り上がらないなぁ。浅田真央選手もモロゾフコーチに担当してもらえばいいのに。あのコーチは曲や振り付け、衣装まで全部演出してくれるらしい。中野友加里選手も相変わらず微妙な衣装のセンスだった。また演技構成点の話に戻るけど、浅田真央選手も中野友加里選手も、ポーズが中途半端ですよね。キム・ヨナ選手は腕もピシっと上がっているどころか、指の先まで神経が行き届いている。それに何と言ってもあの表情。キム・ヨナの演技を見ていると、ミシェル・クワンの演技を思い出す時がある。
あと、これは純粋なフィギュアスケートファンなら多くの人が感じた事だろうけど、前日のSPでは2位だった中野友加里選手なのに、3位の浅田真央選手ばっかり画面に写すのは酷いなと思った。スポンサーの関係で、真央ちゃんを何分間写すべしと決められているんだろうけど、これでは真央ちゃんも気の毒。まぁ、オリンピックでも結果が出せなければ、今度は本当にマスコミは離れて行くんだろうけど。
今の所金メダルが確実視されているキム・ヨナ選手だって、まだまだプレッシャーに弱い所があるから、オリンピックとなったら緊張でどんな演技になるかまだわからないと思う。こういう時って意外と、あまり注目されていない、そしてオリンピックの舞台を経験済みの安藤美姫選手がポンと金メダルを獲っちゃたりするんですよね。モロゾフコーチはトリノ五輪が終わって荒川静香さんが引退した後は、実はキム・ヨナ選手がコーチをお願いしようとしていたそうですね。そうなっていたら、今頃は・・・。でもキム・ヨナ選手の場合は、今のカナダ人コーチの方が合っていたかも。
私的には、いつも同じような選手で競っている女子よりも、エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)やステファン・ランビエール(スイス)が復帰し、他にもジュベール(フランス)、エヴァン・ライサチェク(アメリカ)、そして日本の高橋大輔選手や織田選手など、様々な国に有望株がいる男子の試合の方が楽しみです。