欲を喰う悲しきモンスター

マスコミって変。
民主党が行っている事業仕分けに関して、「細々とやりすぎ」とか「恐怖政治か」とか非難しているんだけど、こうやって国民に公開にして予算編成をするなんて画期的で、逆に今まで何に使われるかよく把握していないままハンコを押していた自民党政治こそがこの天下り腐敗国家を作ってしまったというのに、なぜその邪魔をしようとしているんだろう?自民党時代のように税金が官僚や元官僚たちの遊興費に使われていいっていうのか。


そんなふうに「庶民にとって」マイナスになるような事をしているから、結局庶民からそっぽを向かれて今のテレビ離れが起きているんだ。自民党時代には、電通とかの広告代理店を通して、マスコミにも国からの仕事が入ってきてたんだろうな。文句を言うなら、天皇陛下の前で、ロリコン銭ゲバ野郎の作詞した歌なんて歌わせた広告代理店に対して文句を言えっての。「天皇皇后両陛下をお祝いするため」=「天皇皇后両陛下に喜んで頂きたい」という思いで選ぶなら、今年は辻井伸行さんのピアノ演奏でしょう。世界的な賞も頂いたお墨付きの人なんだから。佐渡裕さんの指揮で。EXILEをより広い年齢層に広めたかったのか、それは表向きの下心で、実はEXILEファンの若い世代に「国家」や「愛国心」を意識させたかったようだけど、客の中にはEXILEの出番が終わったら帰っちゃった人も結構いたらしい。結果、両陛下に失礼なだけじゃないのさ。EXILEに罪はないけど。


今日は仕分け人に政治家が1人もいない瞬間があったそうで、その事もつっついているんだけど、その、民間人がどんな采配をしていたのかを報道してから批判してよと言いたい。もし、民間人の仕分け人が政治家の目の届かない事を良い事に勝手な判断をしていたのなら確かに問題がある。でもそうでないし、完全公開している今の状況では、そうしたくてもできない。


民間人っていうけど、選んだのは政治家なんだし、その責任や最終判断は政治家にあるんだから別に問題ない。そんなに民間人が政治介入する事を非難するのなら、かつての川口順子とか竹中平蔵とか(大臣として任命された時は民間人)はどうなるんだ。仕分け人よりも重大な任務じゃないですか。


石原慎太郎氏が八ッ場ダム建設中止という判断に対して「あまりに独裁的」みたいな事を言ったけど、この人、またオリンピック招致に乗り出そうとしているらしい。都民の民意が全く反映されていないんですけど。


権力を長く持ちすぎると、自分を客観的に見る目を失っちゃうみたいですね。鏡にまで気を遣われている魔法使いみたいだ。権力を失って初めて、自分の姿があまりにも醜く変わり果てている事に気がつくんでしょうね。