ウィンブルドン

ウィンブルドンが始まりましたね。センターコートのオープニングマッチ、ロジャー・フェデラー選手VSアレハンドロ・ファリャ選手の試合が予想外の展開になっていました。


やっぱり、既に栄光を手にしてしまった人がずっと勝ち続けるって、精神的にも大変な事なんでしょうね。モチベーションの維持というやつが。


1球1球に集中して試合に挑んでいるファリャ選手に対して、フェデラー選手は悪い意味の余裕が感じられ、途中まで真剣さが足りなかった。2セット取られそうになってやっと焦り出したという印象。正直、この試合内容ならば私はファリャ選手に勝って欲しかった。たまには1回戦で負けるのもいい薬だ。そしてファリャ選手が勝って、喜びのあまりコートに倒れ込む姿とかも見たかったかも。コーチは一瞬その夢を見ただろうなぁ。


そんな王者の苦戦した試合内容を知っているはずのラファエル・ナダル選手は、1回戦から全力で来ましたね。多分ナダルは知らなくても全力で来ただろうけど。


錦織圭選手は以前にも対戦しているから、油断のならない相手だと知っているせいもあるんだろうけど、この試合はとても見応えのある内容だった。スコアだけ見れば錦織選手のストレート負けだけど、ラリーの内容は惜しいものが多かった。昨日の状態のフェデラーだったら勝てたんじゃないかな。なんちゃって。


錦織選手のプレーには華がありますね。日本人以外のお客さんからも声援が飛んでいました。怪我で休んでいたから今はランキングが下がっているけれど、この先大きな怪我をせずにいられたら絶対上に上がれるし、上に上がって知名度が上がれば、世界的に人気のある選手になれそう。


日本人選手の一回戦の結果
 ○森田あゆみ(世界ランク101位)VSタマリネ・タナスガーン(タイ/世界ランク 105位)
7−5、6−1


奈良くるみ(世界ランク149位)VSマリアナ・デュケ・マリーノ(コロンビア/世界ランク115位)
6−4、6−2


クルム伊達公子(世界ランク 64位)VS○アレクサンドラ・ドゥルゲル(ルーマニア/世界ランク31位)
2−6、7−6、1−6


添田豪(世界ランク124位)VS○マーティン・フィッシャー(オーストリア/世界ランク164位)
4−6、3−6、1−6


錦織圭(世界ランク189位)VS○ラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク1位)
2−6、4−6、4−6