偏るインタビュー

いや〜。選挙前になると、あの新興宗教団体に入信している芸能人達がテレビに出まくるのがここ数年の恒例になっているなぁ。こんな事って許されるの?


こういうやり方をするから、あの党は会員以外の支持を得られないんだよ・・・。こういう裏の力を使うやり方は本当に不気味。


本題。
自民と一緒になって民主党まで、消費税増税が選挙の争点になっている。


私はもちろん、今のような官僚天下り天国の状態で増税なんて大反対。今の状態はまるで、自分は贅沢を止めないけれど、「足らないからちょーだい!」と親に金をせびっているダメな子供みたいだし、自分は豪華な家に住み、高い携帯料金は払うくせに、子供の給食費は払わない図々しい親のようでもある。


ただ、選挙の前には黙っておいて、当選した途端に「増税します。」と発表するよりは、今のように選挙前に議論に上げる菅直人首相には少しばかり誠意を感じる。でも念を押しますが増税には反対です。安易すぎる。


一番腹立たしいのは官僚とマスコミ。特にマスコミは庶民(視聴者)の味方のように偽善ぶっているだけに憎さ倍増。一見消費税増税に反対しているようで、外国はもっと税率が高いんですよと紹介し、「日本の10%なんて安い方かもね」と勘違いさせるやり方や、街頭インタビューで「(借金があるなら)増税もやむを得ないんじゃないか」という意見を大量に流したり、結局官僚や企業に協力している。


あの街頭インタビューもクセモノで、新橋とか丸の内のサラリーマンに聞いているものが多いんだけど、丸の内のサラリーマンだったら平均かそれ以上のお給料を貰っている人が多く、しかも結婚している男性ならば、さほど買い物には行かないだろうから日常的に財布の小銭とにらめっこ、という人は少ないどころか、あの辺の会社に勤める人達は、そういう日常品の物価値上がりよりも、ギリシャ危機の影響の方を肌身に感じているだろうし、知的レベルを高く見せたい人が多いので、増税と聞くとヒステリックに反対と唱える事はせず、世の中の流れ(つまりはマスコミの流す、官僚に都合のいい情報)を理解している風を装いたがる。だからこそ、「増税やむなし」の答えが多く出てくるんだろう。


丸の内や新橋のサラリーマンでなく、激安スーパーの前で主婦に聞いてみて欲しい。この消費税増税論議で、そういう街頭インタビューを私は一切見ていない。家計の為に、ほんの何十円かでも安い店を探している主婦に、5%から10%に増税されたら生活がどうなるか聞いてみて欲しい。