ウィンブルドン ナダル優勝

テニスのウィンブルドン選手権・男子シングルス決勝が4日に行われた。
膝の怪我から復活したラファエル・ナダル(スペイン)と対戦したのは、ナダルと同年齢のトマシュ・ベルディヒチェコ)。第12シードながら、前回覇者で過去に6度の優勝を果たしているロジャー・フェデラーなど、次々と格上の選手を破り勢いのあるベルディヒだったが、現在世界ランキング1位のナダルベルディヒに1セットも与える事なく、2年ぶり2度目の優勝を手に入れた。
ラファエル・ナダルトマシュ・ベルディヒ
3‐0(6‐3、7‐5、6‐4)



ナダルかっこいい。ほれぼれ。


今回の大会は番狂わせが沢山起きていたし、ナダル自身も危ない試合があったので、決勝戦は本当にドキドキして見ていましたが、試合が始まってみると、ビッグサーバーであるはずのトマシュよりもナダルの方がサーブに勢いがあったり、ここ一番でトマシュがチャンスをものにできなかったりで、ナダルが2セット連取したところでやっと落ち着いて試合を見る事ができた。


勝戦でもナダルのナイスプレー(ナイスフォアショット)が炸裂していたけど、私はその前のアンディ・マレー戦の方がしびれました。(余談だけど、客席にいたベッカム父子にほのぼのした。)


ネットの記事では『ナダル時代到来』と書かれたものも目にしたけれど、私は好き故に、そこまで楽観はできないでいます。だってあのハードな動き・・・。普通に生活している人の何倍も肉体を酷使しているのを見ると、やはり「怪我は大丈夫かな?」と心配してしまう。イチロー選手のように何時間もストレッチをしているんだろうか。


ナダルのプレーを見ていると、これが競技に対する本当の礼儀正しさなんだろうなーと思えてくる。「この一球は無二の一球なり」じゃないけど、自分の限界までボールを追うその姿勢からは、テニスや勝負に対する最大限の敬意を感じる。