『SPEC』第9話 感想

途中まで、「今日の回は追いかけっこばかりで話の進展は無いのかな?」と、この気まぐれ視聴者はちょっと飽きかけていたところで当麻が係長の敵を打つために立ち上がった。


他のドラマでは、ゲイリー・オールドマンもどきの脱力系人殺しの芝居をする役者は大抵あまり上手でなく、「狂気気取ってんじゃないよ」と見ていて物凄い嫌悪感を覚えるんだけど、ニノマエを演じる神木隆之介さんの演技は良かった。ただ、「この人本当に何をするかわからない」という狂気的な恐怖感は無かった。むしろ無邪気な妖精みたい。


そういうハラハラした怖い感じを出すのは渡部篤郎さんや加瀬亮さんには敵わないやね。


城田優さんは当麻にストーカーでもしていたのかなぁ。なんか大学みたいな所にいる当麻を隠し撮りしたような写真がエンドロールで出ていましたよね。当麻に惚れて、記憶の書き換えを?でも何故?わからん。


今放送しているドラマでは、この『SPEC』の他にはテレビ東京の『モリのアサガオ』とNHKの『蒼穹の昴』(再放送らしい)を見ているんだけど、『蒼穹の昴』は吹き替えなので置いといて、『モリのアサガオ』に出ている香椎由宇さんは顔が凄く美人なのに声(発声)や喋り方が子供みたいで凄く勿体ない。やっぱり私は戸田恵梨香さんの渋い声が好きだね。


来週は最終回かー。できればニノマエは死んで欲しくないんだけど、そうもいかないんだろうな。何故誰もニノマエに「なんで人を殺してるんだ?」と理由を聞かないんだろう。ああ、話せばわかる事なのに。