立派な事を口にする人ほど腹の中は黒い。

 最近ますます活発になった『菅降ろし』の中には、自分の立場を危惧して焦っている原発推進派がかなり含まれているらしい。


 保守というのは名ばかりの売国奴達が、脱原発路線に向かいそうな菅直人を潰しにかかっている。西岡武夫参院議長も菅降ろしに加わった模様。


 赤坂に豪華な参議院議員宿舎を建てて国民から大ブーイングを受けていたにも関わらず、その最中に再び、東京都に残る緑溢れる土地をわざわざ潰して更に参議院議員宿舎を新築(清水谷宿舎の移転)させようと奔走していた西岡武夫参院議長が、何を今更「国会議員は自分を一度、捨てなきゃだめです。民主党議員も、次の選挙がどうなるかとか、今のポストがどうなるかというんじゃなくて、今の日本をどうするかを考えるべきだ。」なんて言える。アンタが考えているのは日本の未来じゃなく自分の未来だ。


 最近マスコミが騒がなくなった「小学校の20ミリシーベルト」基準だけど、あれは福島県側から緩和を要求されたそうで、でも、最終的に一番決定権を持つのは国なのに、その国に対して何故福島県がそんなに強い力を持っているのか?と思ったら、福島県佐藤雄平知事って渡部恒三氏の甥っ子だそうですね。しかも玄葉氏も福島県選出の議員だし。


 この人達は、子供の命なんかより、自分の支援者の顔色を一番大切だと考えているという事か。


 佐藤知事と渡部恒三氏がそれぞれ原発推進派だというのは知っていたけれど、まさかこの2人が血族だったとは。渡部恒三氏や玄葉氏なら、菅政権に対して強い発言権を持つのも頷ける。


 特に渡部恒三民主党の黄門様なんて呼ばれて、なまり全開で人の良さをアピールしているけれど、原発が県を越えて国、世界レベルで問題を起こしている時に謝罪もせずに国会で他人事のように菅直人氏を責めるような発言をしているなんて、会津魂のかけらもない。




※「ならぬことはならぬ」とは、武士のように高い身分の人間は庶民のようにやり直しや弁解は許されず、どんな理由があったにせよ間違いを犯したらその責任をとらなくてはならない(武士がいた時代なら死を覚悟する)、という厳しい意味を持つ言葉。