世界卓球 ロッテルダム大会

 前回(2年前)の石川佳純選手や松平健太選手のように「もしかしたら格上の選手に勝てちゃうかも!」という燃える試合は無かったけど、なんだかんだ言って世界卓球は全試合見た。(録画で見たものもあるけれど。)男子シングルスで今回優勝した人なんか嫌だー。嬉しいのはわかるけど、なんで脱いじゃってんの?私は王励勤選手のように「お坊さんなの?」というくらい表情が穏やかな人が好きなので、勝って脱ぐ人はなんだかねー。


 いきなりイチャモンで申し訳ないですが、試合そのものは見応えがありました。日本人選手の戦いを見て「おー、日本の選手も強くなったなー」と思っても、決勝を見ると「生物的にレベルが違うのでは…」と思い知る。どんな動体視力してるんだ。特に女子。


 余談というか素朴な疑問ですが、日本のテレビ界というのは何故中国人の名を無理矢理日本読みするのでしょう?韓国人の事は、例えばキム・ヨナのように現地読みするのに。
 今回女子シングルスで優勝した丁寧選手も、「テイネイ」って言ってるけれど、彼女のユニフォームの背中にはDing Ningと書かれている。ディン・ニンさんかい?
 ユニフォームにプリントされているという事は、これが国際的にスタンダードな読み方だという事。王さんだって国際的には「オウ」じゃなく「ワン」って言いますよね。
 どういう理由で日本語読みを貫いているのかわからないけれど、鎖国時代じゃないんだから現地(この場合中国)を含む海外で呼んだら通じない読み方を続けるのはやめた方がいいと思う。


 話は世界卓球に戻り、日本女子はロンドンオリンピックの出場権を巡って、一瞬混戦状態になりましたね。私は過去の世界卓球を見た限りだと、崖っぷちでいつも日本を救ってきた平野早矢香選手に出場権を獲って欲しかったけど、こればっかりは勝負の世界なので仕方がない。


 再び余談ですが平野早矢香さんは以前に安住紳一郎さん(TBSアナウンサー)のラジオ番組にゲスト出演した際に、受け答えの早さと的確さを絶賛されていました。何を質問されても、会話の頭に「えーと」とかの迷いが無くすぐに答える、とか。平野さんが帰ってからも、「どこの会社に面接を受けても合格できる」と言っていた記憶があります。余談終わり。


 中国人同士の決勝戦でも放送してくれるテレビ東京に感謝です。実は本当に見応えがある試合はこっちだったりするので。


 世界卓球の試合も、もし日本がオリンピックでメダルの常連になり人気が出るようになったら、急にフジテレビが財閥や大企業や大手広告代理店と組んで放映権を奪っていくのだろうか?フジテレビのせいで世界フィギュアスケートをオンタイムで見なくなりました(録画して早送りで見る)。アナウンサーも、ロシアのテレビの解説席にいるスルツカヤが映ってもすぐには誰かわからず、2回目に映ってやっと名前を言ったり、フィギュアとの関わりの歴史の浅さをところどころ感じさせる。


 ちなみに今回の世界卓球の視聴率は最高が5月12日(19:58〜20:00)放送の分で6.8%でした。上がらんなー、面白いのに。皮肉な事だけど、これなら他の民放局もまだ手は出して来ないだろう。