立川談志さん死去

早いよー・・・。


具合が悪いというのは聞いていたけれど、ある雑誌の企画でビートたけしさんと太田光さんとの鼎談（雑談）をした時の音源（付録でCDがついていた）では会話も冴えていたし声も元気だったし、まだまだ大丈夫だなと思っていたのに。


もう数年前になってしまったけれど、立川談志さんは東京MXTVで野末陳平さんとレギュラー番組を持っていた。その番組で談志さんが映画を紹介するコーナーがあったんだけど、古い映画（主に洋画）の知識は相当なものでした。意外と『オズの魔法使い』とか好きだった記憶がある。


何年か前の参院選では選挙特番をこれまたMXTVで陳平さんと吉村作治さんの三人でやったんだけど、生放送なものだから、せっかく話がノッてきた時に速報で当確情報が割り込んでくるという事が度々あり、怒った談志さんが番組途中で帰ってしまい、それ以降は談志さんのパネルが置いてあったという事もあった。でも大らかなMXTVは全然問題にせず、それ以後も同局のレギュラー番組は続いていた。


さっき見たニュース番組で、談志さんについてコメントしている桂三枝さんが号泣していたので驚いた。人のつながりって普段はわからないものだな。


意外、と言えば、談志さんはパックン（パトリック）の事もすごい褒めていて、MXの番組で何度も共演していた。かと思えば「吉永小百合なんて、あんなバカ女」と言ったり、大物だからとか若手だからとか外国人だからとか、そういう所で人を判断しない人でもあった。あー、視聴者的には、今こそそういう人がテレビには必要なのに。本当に残念でならない。