コメンテーター

 状況は日々刻々と変わる。長谷川豊氏の件。
 私が前回の日記を書いた時点では「他局の番組は降板したがTOKYO MXの番組(『バラいろダンディ』)は継続。でも抗議が沢山きてます。」というところまでの段階だったが、結局MXの番組も降板。(日記を更新した日付は降板した当日だったようなのだが、その時はまだ知らなかった。)


 しつこいようだが、私は長谷川豊氏の意見だけでなく自身の事も支持していない。そんな私ですら未だに「これで降板させちゃうの?」という気持ちでいる。番組や局側は継続を決めていたのだし、そしてこれも前回の日記で書いたが、降板させられた『バラいろダンディ』は医療や福祉などの番組ではなくバカバカしい番組だし、メインはコメンテーターであり、MCは自分の意見を言う事はほとんどなかった(私が見ていた頃の話なので、もし変わっていたのならすいません)。これが政治家や官僚なら話は別だが。(政治家等なら即クビで構わないと思う)


 これって「テレビで活躍したい人は尖った発言を控えるように」、という悪い前例を作っちゃったんじゃないの?芸能界で活躍したい人は、テレビの中だけでなく、雑誌やブログなどでも当たり障りない発言をしなくちゃならないのか。発言の場を奪う、というのはとても大きな事だ。辞めさせちゃったら、もう長谷川豊氏の暴言そのものが「始めから無かった」事にされ、議論すらされないままになってしまう。それでいいのかなぁ・・・?


 もっと、「何が問題だったのか?」「長谷川豊の伝えたかった真意は何なのか?」「長谷川氏の発信した情報や彼自身の認識に誤りは無かったのか?」等々公開で議論して欲しかった。強行的に降板させたところで長谷川氏や長谷川氏と同じ意見を持つ人々は持論を変えない(むしろ叩かれた事により以前より強固になるかも)だろう。平行線をたどる一方だ。


 話はコロリと変わりますが・・・・・・、
 今日放送の『モーニングCROSS』は酷かった。田勢さんとか瀬尾さんとか田中康夫さんとか、ジャンルは違うけれど吉田豪さんとか湯浅卓さんとかベンジャミン・フルフォードさんとか金さんとか(あれ、名前上げていくと意外と沢山いるな)ニュースに対するコメントの中に“情報”を入れてくれるコメンテーターはいいんだけど、最近はただ“感想”を言う人が多い気がする。これじゃ、無難な大手キー局と変わらないぞ、感想を聞かされるだけならば、文章のうまい一般の人のブログの方が面白いや、と思ってしまう。


 しかも今日の場合は、その“感想”すらも一面的で、もっと人生経験を積んだ人がいてくれたらいいのに、と思った。