宮崎駿さんが時の権力者なら松本人志さんは危なかった。

 加計学園に関して総理の意向をうかがわせる文書が出てきた件で、
怪文書だ」→「これは確かに本物。検証して。」→「それは断る」というシドロモドロ対応を続けている官邸が、前の文科省次官前川氏のイメージを失墜させるためにいよいよデッチ上げの女性情報を流す予定があるとかないとか(ツイッターでチラ見しただけの不確かな情報)。まぁ、お金で雇えばいくらでもそういう虚偽発言する人はいるだろうからね。すると今度はその証言をした女性の素性を探り……となるのか?くだらない。本質はそこじゃないでしょう。もし前川氏のそういう情報が出た時に、本質(獣医学部設立の経緯)よりスキャンダルに話題を持っていこうとするマスコミ(情報番組の司会者とか新聞社とか)を覚えておくといいよ。コイツは信用ならないな、と。

 それにしても、義家弘介氏が教師だった頃のドキュメント番組を見ていた者としては、こんなにも出世欲というのは人相を変えるかね、と悲しくなる。ドキュメント、といいつつ演出はあったのだろうが。義家氏だけでなく安倍内閣閣僚や財務省の佐川宣寿理財局長を始めとする、聴衆を舐めきった答弁を繰り返す面々を見ていると、その己の姿を子供に見せられますか?と聞きたくなる。恥ずかしくないですか?と。そして、子供の頃の自分にも今の姿を胸を張って誇れますか?と。


 本題。
 また松本人志さんネタ。
 ライブドアニュースより
松本人志「ワイドナショー」の誤報をめぐる報道に怒り「すごく嫌な記事」

 5月28日放送の『ワイドナショー』でアニメ監督の宮崎駿さんが何度も引退宣言しているとして紹介した記事の内容が、実はツイッター上のネタだった事がわかり謝罪したという記事から引用。

そんな中、松本は「これだけは僕、本当にひとつ言いたい」「1個だけ、すごく嫌な記事を見た」と訴える。松本によると、その記事では宮崎氏が言ってもいない引退宣言に対し、松本らが「小馬鹿にして笑っていた」というように書かれていた、というのだ。松本は「それはないよね!?」と語気を強めて否定したのだった。

松本は実際の放送をみればわかるといい、宮崎氏が何度も引退宣言をしては撤回し作品を制作する様子に「すげぇなぁって、みんなで盛り上がっていただけ」だとし、「バカにする空気は一切なかった」と釈明した。しかし、その記事の内容が「もし監督の耳に入ったら、嫌じゃないですか…」と苦い表情を浮かべていた。

 確かに誤解は嫌だろう。だけど、今回のこの記事を読んで「ワイドナショー」の宮崎駿さん引退に言及している回について検索してみたが、ネット記事で「松本人志さんがバカにしていた」と書かれていたものは見つからなかった。あえていうのなら“爆笑していた”とかそんな感じか。

 人の引退宣言並べて爆笑するという行為は果たしてバカにしたのかしていないのか・・・?残念ながらもう私はこの番組を見ていないので推測するしかないのだが、バカにしていたか否かを推測するのは意味がないのでやめる。

 しかし、人の引退宣言を並べて爆笑した松本さんでさえ「バカにしていた」と言われるのは嫌なんだなーと思った時、おや、この人は共謀罪に関しては「多少の冤罪はしかたない」とか言っていたんじゃなかったっけ?と思い出した。バカにしていたかどうかなんて、こんな微妙な誤解すら嫌がる松本さんが、やってもいない罪で逮捕される事は仕方がない、と。冤罪なんて、究極の誤解だからね。やってもいないのに突然逮捕されてしまった本人からすれば。しかも「笑っていたんだからバカにしていたに違いない」という今回の誤解に似た、内心にまで警察が踏み込んで容疑をかけてくる法案なのに。(さすがにそこから一足飛びに逮捕とはならないが、この程度の容疑により、松本さんのメールやLINE、電話などの通信傍受が許可される可能性はある)

 「何を大袈裟な(笑)」と言う人は言うだろう。でも国会の答弁で金田法務大臣はこの可能性を否定しなかった。なのに松っちゃんがあまりにも共謀罪によって許可される捜査方法(盗聴やメール等し放題)や冤罪を軽く考えているようなので、想像しやすいように今回の事に当てはめてみました。