記者クラブという岩盤に強力ドリルを!

 “前川喜平の乱”とか“文科省の乱”などと一部マスコミで言われているが、彼等が普通なのであって、むしろ“安倍政権の乱”いや、“安倍政権の狂”だろう。安倍政権だけでなく、私利私欲のために安倍政権延命に力を貸している全ての人々(知っているのに伝えないマスコミ、自分達は儲かっているから安倍に不利になる報道に圧力をかけているスポンサーなども)も自分の職業を汚している事に早く気づいて。今の政治家や財務省の姿を見て、誰が尊敬し憧れる?

 本題。
 産経新聞情けない・・・。せっかく記者会見に参加しているのに、報じる内容が自分の質問で得た答えじゃないなんて・・・。

菅義偉官房長官東京新聞記者に「事実か確認して質問を」と苦言

http://news.livedoor.com/article/detail/13265646/

2017年6月28日 22時48分
産経新聞
「疑惑が見えますとか、そういう根拠のない質問はすべきではないと思う」。

 菅義偉官房長官は28日の記者会見で、学校法人「加計学園」(岡山市)の大学獣医学部新設をめぐり、民放番組の報道などを引用しながら繰り返し質問する東京新聞社会部記者に苦言を呈した。

 記者は、安倍晋三首相が24日の神戸市での講演で、獣医学部の限定的な新設を「中途半端な妥協」と表現したことに関し「(首相)秘書官の考えた(講演原稿)中にはなくて、(首相が)『あまりにもむかついたから言った』ということだそうです」と述べ、政府の受け止めをただした。

 菅氏は「事実かどうかまず確認した上で質問していただきたい」と求めた。それでも「疑惑の説明責任を果たすべきではないか」などと質問を繰り返す記者に対し、相当の忍耐を強いられていたようだ。

 私は基本的には菅官房長官は嫌いではないのだが(もっと菅さんの能力を活かせる方法があるはずなのに、遣える相手を間違えた)安倍政権の官房長官としての菅さんは滅茶苦茶だよ。事実かどうかがわかっていたら、もはや質問する意味ないじゃない。そんな事を恥じる事なく相手に言えてしまうのは、いかにそれまで記者会見場がなぁなぁな雰囲気の中で進んでいたかという事だ。

 しかも記者が質疑の中で真偽を確認した『むかついたから言った』という情報を流したのはどこなんだ?と思って検索してみたら週刊誌とかタブロイド紙ではなく大手キー局である日本テレビが放送している『バンキシャ』じゃないですか。この情報を流した25日の視聴率は14.1%ですよ。沢山の世帯が視聴していて酒場で語られる陰謀論のレベルではないのだから、記者会見の場で今一度確認してもいいと思うけど。むしろ事実でないのなら、その事を世間に認識させる意味でも質問して貰って良かったんじゃないの?この質問に怒るなら、かつての「SMAPの解散についてどう思いますか?」という質問にも怒って欲しかった。

 そして、産経新聞の記者もまるで自分が権力者側だと思い上がっているかのように「ルールは守れよなっ」とばかりにチクり記事を書く。はぁぁ〜、こっ恥ずかしいよぉ〜!なんで税金で働いている、しかも国民に対して権力を持っている政治家に遠慮するのだ。

 もはや権力側にペンを預けたに等しい産経を始め、このグイグイ質問する東京新聞社会部記者を批難する政治部記者達は、仮に東京新聞社会部記者がグイグイ質問した結果菅官房長官がポロっと特ダネを漏らしたとしても、そのネタは自社で報じないんでしょうね!同業他社の取材姿勢を批判する記事を書くという事は、そのくらい自分のやり方が正しいと自信があっての事なんでしょうから。

 記者クラブは光熱費も含め税金で運営されているんだから、国民が知りたい事を聞く気がないのなら記者クラブなんて即刻解散してくれませんかね?それこそ記者クラブという岩盤をドリルで崩しましょう!いや、ドリルじゃなく浅間山荘ばりに鉄球でいきましょう!