チコちゃんに叱られろ

 またまた批判してしまうけど、権力のおこぼれを手放したくない公明党及び創価学会(←ご存知でしょうが公明党の支持母体)は堕ちる所まで堕ちたね。
 西日本がこんなに大変な状況で、野党である立憲民主党の枝野氏も政府が被害対策に集中できるように国会論戦を休戦しましょうと呼びかけていたのに、またも与党の議席数の横暴を通し無理矢理IR法案の審議を再開。えっ!今どうしても開かなきゃいけないのがカジノ法案を含む審議ですか?しかも国土交通省大臣である石井啓一大臣が出席するという。

 ちょいちょい!ちょい待ちーっ!公明党まで一緒になって何やってるんですか。これ、内閣に反発して大臣が辞任(クビではなく自分から辞める)してもおかしくないレベルの愚行ですよ。国交大臣ですよ。それとも公明党も「災害対応よりもカジノ!」という事なんですか。立派な党及び宗教団体ですこと。


 本題。
 ジャニーズのタレントがここまで大きな不祥事を起こすようになったのは、小さなスキャンダルを事務所とマスコミ(特にテレビ)が協力し合ってもみ消し続けた結果、タレント側も反省するどころか「自分達は何をやっても大丈夫」と増長したんじゃないかと言う人もいる。

 という事は、マスコミが厳しい目を向けるというのは見られている側に「ちゃんとしなきゃ」と思わせる良い効果もあるという事。

 ひるがえって、国民から強制的に受信料を搾り取っているNHKの報道。権力への監視をすべき【報道】の枠は【広報】になっている。


NHK、森友問題スクープ記者を記者職から外す 東大教授らが抗議
http://blogos.com/article/306134/


学校法人森友学園大阪市)への国有地売却問題を地元大阪からいち早く報じ、その後も数々のスクープを放ってきたNHK大阪の報道部副部長を記者職から外すのは不当ではないかと、研究者と弁護士有志は6月1日、「権力監視報道に立ち戻り、報道現場の萎縮克服を求めます」と題する書面を上田良一NHK会長に提出した。
(中略)
NHKをめぐっては3月29日の参院総務委員会で共産党山下芳生議員が、内部告発が届いたとし

「ニュース7、ニュースウオッチ9などの編集責任者に対してNHK幹部が森友問題の伝え方をめぐり、
・トップニュースで伝えるな、
・トップの場合は3分半以内、
・昭恵さんの映像は使うな、
・前川(喜平氏)講演問題と連続して伝えるな

などと指示をしたのか」などと追及。

杉尾秀哉議員(立憲民主党)も「NHKニュースセンターの中では『Kアラート』と呼ばれている」などと指摘。一連の指示は「K」というイニシャルの
「小池英夫報道局長」
による安倍政権への忖度ではないかと示唆した。
(※改行等はこちらで行いました)

 NHKでは8日に立憲民主党が国会より被害対策を優先させようと呼びかけた事すらテレビの主要報道番組ではきちんと報道しないで、ウェブやデータ放送上で報じたとしても「IR法案審議に一部野党は反発」、などとまるで別の事でゴネてるような印象を持たせる原稿だし、もちろん一部で避難指示の出る中、首相も出席した飲み会を開いていた事なども報じない。先月の大阪の大地震が起きた日の夜だというのに安倍氏岸田文雄政調会長がしゃぶしゃぶ会食をしていた事だって報じなかった。

 こんな贔屓した報じ方していれば、そりゃー支持率も上がりますな。ちゃんと仕事をしなくても批判されず、それどころか視聴者に良い印象を持たせるように報じるとなれば、議員だって「ちゃんと仕事しなくちゃ!」という気にはなりにくいだろう。与党議員のゆるみを生み出しているのはマスコミだと言っても過言ではない。だから【小池英夫報道局長】という名前はしっかりと覚えておく。日本を駄目にした人物の一人として。