本域のフ〜ッ!

 東京地検も元財務官僚の佐川氏不起訴だと。大阪だけでなく、東京地検の人もダメだ。安倍政権とは距離のある文科省の役人はバンバン捕まえている一方で(それ自体はどんどんやって欲しいと思っているが)、首相夫人が名誉校長につく予定の小学校に国有地を不当に値下げして売り渡した事や、それを隠すために文書を改ざんした人間の事は見逃している。それどころか「文書改ざんでは罪に問わない」と前例を作りお墨付きを与えてしまった。この人達は何のためにこの仕事を選んだの?悪い人間を罪に問う気がないのなら、どうか今の職を辞して下さい。この国の未来のために。この人達は石碑に何度ペンキをかけられたら我に返るのだろう?


 嫌な気分を変えて本題。
 おげんさん、待ってたよ。『アイデア』のフル(ロング)バージョン。

 そして、番組の中で高畑充希さんが紹介していたミュージカル映画グレイテスト・ショーマン』の映画化が決まる前のワークショップでの映像というものに大感動した。歌を聴きながら「たましい・・・」という言葉が頭の中を何度も飛び交った。あの歌唱力で本気で魂込めて歌われたらたまらんよ。

 最近の日本人もアメリカナイズされて何かあるとやたらと「フ〜ッ!」「イエ〜イ」などとノリがいい感じで振る舞うが、タモリさん(←ミュージカル嫌いでお馴染みの)や私(並べるのはおこがましいが)のように本当に感動した時以外は盛り上がれない人間は、日本人の形から入る「フーッ」で逆にシラーっとなってしまう。翻ってこの欧米人達のワークショップの映像を見ると、その場にいる人達は形から入って盛り上がってる風を演じているのではない。ノッている方も本気というか、「昇天」とすら呼んでもいいくらいの熱量。(というかあの場にいてシラけていられる感性の人は音楽など辞めてしまえとさえ思うくらい素晴らしい。)欧米人の「フーッ」や「イエーイ」がかっこいいのは、本気だからなんだなーとつくづく思った次第です。

 高畑充希さんや星野源さんが「日本でももっとミュージカルを」と言っていたような気がするが、日本であの歌唱力(音程、声量、声質、リズム感、そして魂、全てが揃っている)を持つ歌手は浮かばない。メジャーじゃない人の中にいるのかも知れないが、逆に言うとそういう人がメジャーに扱われない日本の芸能界よ……。でも、あんな素晴らしいものを日常的に触れる事ができるのは絶対に素敵な事だから、私も高畑さんの望むような日本になって欲しい!ちなみに、その素敵映像は『グレイテスト・ショーマン』のDVDの特典映像だそうです。2枚組なのかな?絶対買う!