優雅な決戦

フィギュアスケートのグランプリシリーズが今年も始まりましたね。14歳の子が出ていて高得点を出していたんだけど、心に響く演技ではないなと思いました。キミー・マイズナーは優雅でしたね。曲と動きが一体になって、演技を楽しんでいる印象でした。選曲も良かった気がします。ただ、後半にリズム中心に段々と盛り上がっていく曲で、この盛り上がりの末にどんな見せ場が待ち受けているんだろう?とワクワクしていたんだけど、特にジャンプや高速スピンの見せ場もなく終わったのでそれに関しては肩透かしを食らった感じです。


安藤美姫選手は、キミーの後だったから演技も表情も凄く固い印象だったけど、実はそうでもなかったみたいで、演技終了後にはとても清々しい表情をしていました。キミーは表現者って感じがしたけど、安藤選手はやっぱりアスリートという感じで、ジャンプの高さとか勢いとかバランスは素晴らしいなと思うんだけど、表現の面では気持ちと動きと曲が一体になっている印象はなかったです。ただあの演技(振り付けと選曲)自体は凄く素敵だなーと思うので、あれを採点無しのリラックスした状況の中で見てみたい。