納豆の糸に操られても未だ懲りない面々

一転して荒んだ亀田一家の話ですが、ここまで騒動が長引いているけど、結局マスコミが「私たちはこれから、亀田兄弟がボクサーとして現役でいる間は、世界タイトルを獲るまで一切テレビ出演を依頼しません。そして試合中継も日本チャンピオン及び世界チャンピオンに挑戦する試合以外は一切中継しません。」と表明してくれれば話は済むんですよ。


私は彼等がマスコミに登場してきた時からずっと反感を抱いていますが、こういう人がいる事に関しては否定しません。(存在までは否定しない。)あのビッグマウスに関しても、コメンテーターなどは「ヒールは強くないといけない」と言うんだけど、逆に言えば、強ければ何を言っても許される、態度が悪くても勝ちさえすればいい、という反則亀田スタイルにたどり着くと思うのです。そうじゃなくて、弱くたって、口先だけで空威張りする人間がいてもいい。ただ、そういう人間を相手にしなければいいだけの話なのです。


なのに、TBSをはじめとするマスコミは亀田をチヤホヤして、異論を排除してまで番組出演を依頼したりしていた。今だって、長男の謝罪会見で風向きが変わった事を察知したフジテレビやTBSは、わけのわからん親子愛を持ち出して擁護し始めているように見えます。「世界一の親父」と言った事が立派だと言われているけど、本当に立派な人間を立派だと言っているのではなく、反則を促しロクな謝罪もできないような父を世界一と尊敬し続けている息子に私は北朝鮮に似た洗脳教育を感じます。息子に、世間の連中は悪い奴ばかりだと思い込ませて、自分が受けたコンプレックスをそのまま息子に受け継ぎ、そんな世の中で信頼できるのは俺(父)だけやで、と教え込む、ただその洗脳教育に成功しただけだと私は思います。普通の成長をしていれば、一度は反発するのが当たり前なんだと思います。「俺の人生は親父の人生ではない」という自我が芽生えた証拠なんだから。


私は内藤大助選手がポンサクレックに勝利した中継(MXテレビ)も見ていたのですが、あの中継はキー局がどこも放映権を買い取ってくれなかったそうなのです。そして今になって内藤選手を持ち上げているキー局の調子の良さにゾッとします。井岡弘樹さんがある番組で言っていたけど、サミングというのはとても危険な行為で、井岡さんも試合中にサミングをされた事があるそうなのですが、普段は1,0あった視力が、試合後数ヶ月間は0,1にまで下がってしまったそうです。しかも、井岡さんの知人のボクサーはサミングで失明した選手もいるそうです。そんな危険な行為をしてきた亀田家、そして下手すれば失明させられる可能性もあった内藤選手に対して、よく軽々しく「亀田のおかげで有名になれたから結果オーライ」みたいな発言をできるなあ、テリー伊藤を始めとする何人かのコメンテーターは。


意味もわからず日本でもハロウィンパーティをやってみたり、キリスト教でもない人が何の疑問も持たずにクリスマスを祝ったりしているのを見ても、日本人ってメディアがコントロールしやすい国民だなぁと思います。偉そうに言ってる私もクリスマスには心躍らせてるし・・・。きっと亀田父も「見てみい。やっぱり興毅一人が会見した方が良かったやろ。」とニンマリしていそう。まぁ、一番怖くて強かなのは金平会長だと私は思いますけどね。