国民にばれずに消費税を上げる方法

『ニュース23』をチラ見していたら問題の映画『靖国 YASUKUNI』の監督が出ていましたね。ちゃんと見ていなかったけど、右翼活動をしている人にインタビューしていたのは驚きました。でもああやってちゃんと画面に出てくるくらいの人はまだ聞く耳をもっているだけ救われる。影で手を回してかき回してるくせに堂々と話し合いをしない稲田朋美衆議院議員はずるいね。まぁ今回の事が起きるまで、私はこの人の名前も知らなかったんだけど。


右でも左でも関係なく、人の話をちゃんと聞いて理解できない人ってのは成長も前進もできないまま同じ文句ばかりを繰り返すだけだから。


本題。
いやー、いくらお店が努力しても、さすがに会計をすると値上げを実感するようになりましたね。


そこでふと思ったのですが、政府は何故この値上げに対して何ら手を打たないのでしょうか?


手を打ったところでこの値上げの波は止められないのかも知れないけど、その対策さえも練ろうとしないこの傍観者ぶり。「あーそうですか。どうせあななたちは食費に困るような暮らしをしてないから庶民の苦しみがわからないんでしょうよ!」と言ってしまうのは簡単だけど、私はもっと裏にイヤラシイ狙いがあるような気がしてきたのです。


それは消費税。物の値段が20円上がると、消費税も1円上がる。※商品が100円の場合消費税が5円でお会計時には105円、商品が120円になると消費税が6円になってお会計時には126円払うことになる。


たった1円、されど1円。20円の値上げで1品に対して1円多く消費税が入るのならば、もっと沢山の値上げ商品を買った場合はそれに比例して更に多くの消費税を払う。それが毎日・毎時間日本中の人々の間で起こるわけです。企業は値上げしたといっても原価が上がっているのだから、実際の儲けというのはそんなに変化はないけれど、消費税は引かれる分(材料費だの人件費だの)がなく、商品の値上がりによって多く入ってきた分も何のリスクもなく国は手に入れる事ができる。これって、消費税を上げてぶーぶー国民に文句を言われるよりも簡単に消費税を増やせる方法じゃないでしょうか?


しかも値上がりしているのは必需品である食料品が主。買い控えするのも限度がある物ばかりが対象。物価が上がった最初のきっかけは確かにバイオエタノールなど他の要因かも知れないけど、政府はこのタナボタで得た分をホクホクと隠しつつ、まだまだボタモチが出てくるのを待っているような気がしてならないのです。