五輪の影で

ソフトボール優勝とか、女子サッカーの大健闘とか、100m×4リレーで男子が決勝進出とか、そのリレーでアメリカが男女ともバトンを落としたとか、卓球は福原愛ちゃんを始め、男女とも敗退とか、書きたい事が色々あるんだけど、今日は五輪フィーバーよりも重要なニュースを。


・千葉県教委:中学男性教諭を処分 教え子に交際迫るメール

2008年8月21日 毎日新聞より
千葉県教委は20日、教え子の女子中学生に交際を迫るメールを6カ月間送り続けたとして、同県市原市立中学校の男性教諭(38)を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。

 県教委によると教諭は06年7月ごろ、学級担任をしていた1年の女子生徒と携帯メールの交信を開始。07年12月ごろから「付き合うまで口説くよ」「おれと付き合ったら離れられないよ」などと恋愛感情を表現したメールを、多い時には1日10通も送った。教委の事情聴取に教諭は「友だち感覚の軽い気持ちで送ってしまった」と話しているという。

 08年6月、交信を知った生徒の保護者が学校に相談し発覚。生徒は発覚後4日間、学校を欠席した。教諭は発覚後に自宅謹慎し、7月から市教育センターで研修中という。【中川聡子】

問題は、どう考えてもこの教師は子供を教育する人材として不適格だし、むしろ子供から遠ざけたい人物なのに、減給3カ月の処分でクビになっていないという事。教育者の感覚ってこうなのか?これじゃ、まともな人間が育つわけが無い。


・洋上給油無償提供の自衛隊 イラクでは米から購入

2008年8月21日 東京新聞朝刊
インド洋で米軍など複数海軍の艦艇に無償で燃料を提供している自衛隊が、イラク空輸では米軍から燃料を購入していることが二十日、分かった。ガソリン価格が高騰し国民が困窮する中で、燃料の無償提供を続ける日本の“気前よさ”が際立つ形になった。 

 イラク空輸のため、隣国のクウェートにC130輸送機三機を派遣している航空自衛隊は、日米物品役務相互提供協定(ACSA)に基づき、有償支援を受けている。二〇〇六年度は米軍から航空燃料千八百四十キロリットルの提供を受け、一億二千六百万円支払った。

 一方、インド洋に派遣されている海上自衛隊はテロ対策特別措置法(テロ特措法)に基づき、〇一年から昨年十一月まで艦艇燃料、ヘリコプター燃料など九百八十九回の洋上補給を行った。その分の燃料費二百二十四億円は、日本政府が負担した。

 今年一月からの新テロ対策特別措置法(給油新法)でも燃料費は日本持ちで、パキスタン、フランスなど七カ国に八億円以上の燃料を無償提供している。

 イラクでは有償で購入、インド洋では無償提供と対応が異なることについて、防衛省幹部は「政策判断というほかない」という。給油新法は来年一月で期限切れを迎えるが、秋の臨時国会では同法の期間延長を論議するか決まっていない。

記事の繰り返しになるけど、日本は自民党が強行に決めたテロ特+新テロ特により、燃料費224億円+8億円分をタダで補給しているんだけど、日本がイラクに空輸するための燃料はアメリカから1億2600万を支払っているんだそうです。日本人が燃料費高騰に苦しんでいるのに。しかもそれは流通にまで影響し、物価高まで生んでいるのに。


そんな気前の良さって必要でっか?だったら、栄養不足や薬代不足で死にかけている地域の子供達に使ってよ。もしくは、五輪で頑張って日本を元気にしてくれてる選手たちに1億くらいあげて。彼らがせっかく元気にしてくれても、こうやって愚かな教育者や政治家が人を不安に落とし入れ落胆させては意味が無い。公僕になるのが嫌なら、どうぞ職を退いてくれて結構です。