聖陽を朝陽が食った

なんだい。どこもかしこも総裁選のニュースばかり。どうせ投票できないんだから、決まってからでもいいジャン!事故米についてもっとやっておくれよ。絶対私の体内にも入ってると思う。それについてはまたいずれ。


ところで、テレビ朝日の『ゴンゾウ』というドラマを見ました。私が言うのはおこがましいですが、出ている役者さんたちがみんな上手な人ばかりだった。綿引さんとか大好きだ。あと、途中にチラっと出て、最後の方に再び登場した内田朝陽って人が最終回ですごいインパクトを残しました。ちょっと頭がおかしくなりかけてる役だったんだけど、変な力みもなく、かと言って子役から芝居してる人にありがちな、「こんな感じでいいんでしょ」的に小慣れた力の抜き具合でもなく、本当に自分の罪の重さを理解してない少年のようでもあり、何をするかわからない人という雰囲気が伝わって怖かった。


こんな調子で、私としては最終回はこの役者さんがメインになってしまい、「もっと内田の演技を見せておくれ」という気持ちで溢れてしまったために、出番が終わってからが妙に間延びしたような印象になってしまった。実際にはそんな事ないんだけど。ただ、大塚寧々の演じる精神科医のキャラがしっくり来ず、最後の最後にこの人が主役の女になるのは納得がいかないと思いました。もっとお母さんっぽい、何でも受け入れてくれそうな設定の方が良かったのに。和久井映見さんとか鈴木京香さんっぽいイメージ。でも面白いドラマでした。