たけちゃんバウ

『笑っていいとも』のスペシャル番組を見てみたら、あの宗教団体の信者が沢山出ていてゾゾッときたので慌ててチャンネルを変えました。ここにベッキーもいれば勢ぞろいだね。ジャニーズもそうだけど、ちょこちょこ誰かの番組に紛れ込まないで、自分たちだけの番組を作ればいいのに。それじゃ普及(布教)の効果が得られないか。


加勢大周覚せい剤大麻所持で逮捕だって。
嵐の大野智とかジャニーズの上の人たちは「力士だけじゃなく芸能界でもかよ!」と、なかなか沈静化しない麻薬がらみの報道にヤキモキしているでしょう。今回の露鵬白露山若ノ鵬の件で、大麻は吸引しただけでは罪にはならないとわかったけれど、何故ジャニーズの人気者だけが、あれだけ明白な証拠写真(疑惑を持たれてもしょうがないレベルの写真)がありながら、事情聴取もされていないのか本当に不思議だよ。所持していないとは限らないじゃん。


加勢大周に関して言えば、私はどうにもこの人が好きになれないというか、目の奥に悪人の性根が潜んでいるように見えて、笑顔なんだけど絶対裏では口汚く人を罵っていそうだよなーと思っていました。だけど薬をやる人だとは思わなかった。


本題。
TBSの新番組、ビートたけしさんと安住紳一郎アナの『情報7days ニュースキャスター』を見ました。
安住アナに関しては、以前に筑紫哲也さんと共に司会をした報道系のスペシャル番組で、ゲストとして登場した当時の首相福田康夫氏に対して「俺が福田にズバっと切り込むぜ!」って感じでやけに挑発的な言動を繰り返し、だけど全て空振りに終わっていたのを覚えているので【挙句の果てには福田前首相に「その手には乗らない」と言われていた・・・。】、たけしさん相手に再び「俺がタケちゃんの暴走を止めて番組を仕切るぜ!」と張り切っていなければいいのだが・・・と心配していました。


残念ながらその心配は的中してしまった。というか、これはビートたけしさんファンの私から見ればなので、安住アナファンからすれば「タケちゃん、ちゃんとして!」と思ったでしょう。冒頭から飛ばすたけしさんに安住さんは一々真面目に「そんな事はありませんよ。」「話を元に戻しましょう。」的なたしなめ対応で、しまいには「たけしさん。時間がありませんから。」と進行上の都合をテレビの前で言ってしまった。すでに書きましたがこのやりとりは冒頭のものです。初回の冒頭で「時間ない。」って!


進行など関係なく茶の間でテレビを見ている私からすればたけしさんの話は凄く面白く、ゲラゲラと笑いながら楽しんでいたので、あまりにスケジュール通りにやろうとする安住さんが遠足先か何かでキーキーとヒステリックになっている引率の女教師に見えました。ゲストに渡辺えりさんがいてくれて良かった。大らかなえりさんの存在が、すごく全体のピリピリ感を和らげてくれました。えりさんは毎回が生の舞台で鍛えられているせいかしら。


たけしさんの話はキャスターというより、かつての『北野ファンクラブ』のような感じで、イグノーベル賞を受賞した、単細胞で思考を持たないとされている粘菌が、実は迷路で最短経路を導き出す事ができるという研究の話題になった時、「昔、カツラが北を向く人ってのがいたなぁ。だから森とかで道に迷った時にカツラが前を向いている方向が北だとか言って。その人(カツラ?)の名前が“どーなってるの”って。」と、カツラで有名な某司会者が以前やっていた番組名を言ってみたり、前年にイグノーベル賞を受賞した、牛の糞からバニラの香り成分を抽出したという話題では「それを田中義剛のアメ(キャラメル)に入れてるんでしょ」と言ったり、お天気キャスターの女子アナに「野球選手には気をつけて」とか、そうそう、その時はまだ衆議院議員選挙に立候補するかもと囁かれていた宮崎県の東国原知事にも生電話してたなぁ。でも横で引率の女教師がキリキリとしていたので、早々に切り上げられてしまった。


たけしさんも勝手に自由にふざけているようでそうでもない感じで、安住さんが真剣になればなる程、たけしさんはわざと乱しているように見えました。だから今回のたけしさんは凄くおふざけモードだったけど、安住さんに余裕が生まれてくるにつれ徐々に真面目な話もするようになってくるんだろうなと思いました。


なんだか安住さんが悪者のように書いてしまいましたが、誰かが番組を仕切らなくてはならないのだし、ましてや生放送だし初回だし、安住さんの役割としてはあれで良かったんだと思っています。ただ一つだけでも、たけしさんが選んだ今週のニュースとして、仕切りなしで時間だけ与えてたけしさん一人が語るというか、たけしさんにそのニュースを語ってもらうコーナーもあって欲しいなと思いました。なんとか小泉元首相をくどけないかな。小泉さんは好きじゃないけど、たけしさんと対談しているところは見たい。たけしさんが何を言い出すかわからないという意味でも、毎週見てみたい番組です。