面白いって何だろう?

またも『ブラッディ・マンデイ』と『情報7days ニュースキャスター』の録画分を見ました。『情報7days ニュースキャスター』に関しては、毎週毎週安住紳一郎の批判を繰り返すのも時間がもったいないので安住さんの応対についての今週の感想は省きます。安住さんには「今ビートたけしを最も活かさない司会者」という称号を上げたい。


人によっては「たけし終わった」とか簡単に言っている人もいるようだけど、それはきっと久しぶりにこの番組でビートたけしさんを見た人なので別にいいと思います。最近のインタビューや『TVタックル』や『たけしの誰でもピカソ』などなどをマメにチェックしている人なら、政治や社会問題に対する真面目な意見を聞いても、タックルでロケに行った時のふざけたたけしさんを見ても、たけしさんが変化をしつつも終わってはいない事を知っていると思うので。


番組の内容そのものは、こう言っては元も子もないけど、VTRが面白くない。フジテレビの『サキヨミ』の方が数倍面白いし冒頭部分で人を引き付けるテーマが多いし、議論につながると思う。タンス貯金のタンスとか割り箸の木の長さとか、それで?という感じです。作ってる人は自分のセンスを過信せず、もっと色々な人に意見を聞いた方が良いと思う。自分が面白いものを他人が面白いと思うとは限らない。それは私の感覚にも充分言える事です。


ブラッディ・マンデイ』。※ネタバレあります。
3話目にして早くも中だるみか?今回は中間部分が退屈な会話(押し問答のような)の場面が多くて、音声はそのままに2倍速再生をしてしまった。


身内のスパイに関しては、なぜ冒頭にあんな風にメンバー(仲間)の画像を敵が消去するシーンを作ってしまったのか?と思う。どう見たって、例のスパイの人の画像が無かったヂャン!だから「誰がスパイか?」のかけ引きも私には無意味だった。そして、「青い車を捕まえてどうのこうの〜」と言う松重豊さんに対して三浦春馬さんが「今なんて?」と聞き返した後に松重豊さんが「え?何が?」とさらに聞き返す場面があったけど、あの時の芝居がうますぎて、本当に何の事かわかっていない善人な感じが伝わり、この人はやはりスパイではないね、と確信を持たせてしまった。


研究所に手の甲に蝶のTatooをしている男が忍び込んでたけど、正直「またあの男ー?」という感じ。例えば『ターミネーター2』のように、悪としても特に魅力的だったりインパクトのあるキャラクターとして描かれていればいいんだけど、そうじゃないし(または良さが見ている側には伝わっていない)、一々手の蝶をアップにして「ジャーン!登場!」と引っ張られるとウンザリ。だってどうやら敵の組織には殺し屋と言えばこの人しか居ないんでしょ?


いっそ「情報収集担当のA氏」「ウイルス担当のB氏」「元軍隊所属の殺し屋 C氏」・・・・という風に敵のメンバーがもっと明らかになっているならば「お、またC氏が殺しに来たね」と思えるんだけど。蝶を誇張しすぎたのが裏目か。


さらに今週は文句ばかりになってしまって申し訳ないんだけど、主人公の妹役と同級生の女の子があまり可愛くないわりに男から見て可愛いMAXと思われる設定(妹は寂しがり&強がりキャラ、同級生は元気だけど好きな人に素直になれないキャラ)なので、ギャップがありすぎる。同性から見ると演技がわざとらしくって、この2人が誘拐されたりしても「別に助けなくていいんじゃん」(もちろんドラマだとわかった上でですよ!)とか思ってしまい、救出に必死な主人公に感情移入できない。


何故だろう?3週目にして魔法が解けたかのようだ。でも来週も予約します。てへ