『チーム・バチスタの栄光』と『ブラッディ・マンデイ』

またも『チーム・バチスタの栄光』と『ブラッディ・マンデイ』の感想。


ブラッディ・マンデイ』は先週以上に早送り2倍速再生を活用した。まともな再生速度で見たのはやはり松重豊さんの登場シーン。この役者さんをすっかり好きになってしまった。三浦春馬さんも気取らず本当の高校生っぽくていいですね。


そんな感じの邪道な見方をしているので、内容はどなたかが上手にあらすじをまとめたブログを検索して拝見したいと思います。


チーム・バチスタの栄光』は、下手だとは思わないんだけど鳴海先生を演じる宮川大輔さんが何か思いつめた表情をしていると、医療サスペンスというよりも、舞台が廃墟の病院で起きたホラーのように思えてしまう。ちょっと日常的じゃない存在。『シャイニング』のジャック・ニコルソン(しかも後半の)みたい。あんなお父さんはいないもん。


でもそんな猟奇的な雰囲気を、ぐっち先生と白鳥のとぼけた2人がまろやかにしてくれる。それから、敵対している役なんだけど榎木さん(外科部長?)の存在もコミカルで笑える。先々週の氷室先生に逃げられたシーンで、氷室先生を閉じ込めておいた部屋の前で、脱走しようとした氷室先生に殴られたのか、頭を抑えてうずくまる外科部長の姿はキング オブ ドジの称号を捧げたいほどです。


肝心の物語の方は、今週ものらりくらりという感じで最初の方の勢いがない。一話につき一つの事実(今週だったら伊原剛志さん演じる桐生先生のメスの動きを主導していたのは義理の弟である鳴海先生だった、とか)ってのはこういうサスペンスドラマでは正直まどろっこしい。最終回に一気にはじけるための助走なのでしょうか。