戦う相手

小沢一郎が党首を辞めるとか辞めないとかでその動向が注目されていたけど、結局辞めない事になった。私は民主党を応援しているわけでも、小沢一郎を応援しているわけでもないけれど、私も辞めなくていいと思う。むしろ、漆間副官房長官が「自民党には波及しない」と発言した事が公になった直後に、それを払拭するかのように「二階議員にも捜査の手が」みたいな報道が沸いて出た。(しかもその発言の真意を問われたら「記憶に無い」の一点張り。つい最近の事なのに。こんなに記憶が飛ぶ人を重要ポストにつけていていいのだろうか・・・。)これは一般市民の私から見ても不自然で奇妙。こんなふうに検察やら官僚やらが国の流れを作ってる今の現状が恐ろしくてならない。


長い間自民党に政権を持たせた結果、無能な二世議員の巣窟になり、優秀な官僚にその業務の殆どを委ねないと政治活動ができなくなった。今や雇われていたはずの官僚が主人の知らない間に勝手な動きをするようになってしまった。例え官僚天国だったとしても、国民がそれに気がつかないくらい幸せならば、それは「官僚たちの好きにさせておいても良い世の中は保てる」という事になるので、それはそれで構わないと思う。でも、現状は全然そうじゃない。腐敗の膿はもう隠し切れず、霞ヶ関虎ノ門だけに収まらず、日本全国に流れ出してしまった。「今の日本ってすごくいい状態だよねー♪」と本気で思っている社会人って、絶対に過半数を下回ると思う。自分が不幸せでないとしても、何か不穏な空気を肌で感じてる人も多いと思う。


敵がはっきりと見え、しかも攻撃を開始している時に、小沢氏続投について民主党内で内輪モメしているようだけど、私からすればそんな場合かと言いたい。