隠されると見たくなる。

不法入国をしてずっと日本で生活してきたカルデロンのり子さんの両親が、日本語しか話せない娘を残し強制送還されてしまいましたね。不法入国なんだから、見つかった時点で帰国させるのが当然と言えば当然なんだろうけど、なんでもこのご夫婦(のり子さんのご両親)はもう日本に来て15年経っているのだそうです。15年って言えば、ちょっと前までは殺人犯でさえ時効が成立し、法律的には大手を振って世の中を歩けたっていうのに(今は法改正されて殺人の時効は25年)、入国方法は違法だけど、それ以外の犯罪は犯さずに15年も真面目に日本で働いて来た2人なら、むしろ日本にいてもらって税金を納めてもらった方がいいんじゃないの?と思うのです。


一律に「本国や日本で犯罪を犯さず、○○年以上日本で働いた実績がある人の入国は認めます」と法で定めてしまうと、今度は会社ぐるみで働いた年数を誤摩化し、違法就労を商売にするような悪い組織が現れるだろうから、あくまで特例として、基本的には帰国だけど、カルデロンさん一家のように、10年以上仕事をした実績があったり、日本語しか話せない子供がいたり、近所や職場の評判が良いとか、そういう調査を個々にやった方が良いと思います。どうせ仕事もしないで給料だけ大量に税金から吸い取ってる天下り官僚がいるんだから、そういう仕事をその人たちにやってもらえばいい。民間に任せるなら民間でも良いし。


本題。
今朝、「北野誠がラジオやイベントで問題発言をして芸能活動禁止」と聞いて驚きました。「北野誠が」という事ではなく、「芸能活動を禁止させられるほどの問題発言って!?」って事にです。


過去に、テレビやラジオでの発言がその後問題になる、または活動に影響を及ぼした(と推測される)例は、最近だったら勝谷誠彦TBSラジオの『ストリーム』という番組の1コーナーで「定額給付金公明党が必死で実行させようとしているのは、創価学会会員にそのお金を寄付をさせたいからだ」と発言し、創価学会からクレームを受け、後日MPの小西克哉が訂正して謝罪するという事があった。(この発言の翌月『ストリーム』は終了。番組の改編期でもあったので、因果関係は不明)


次に、これは実際に私がその放送を見ていたんだけど、朝の情報番組で木村拓哉がチラっと出た香港映画がカンヌ映画祭に出品されたという話題をやっていた時に、あるコメンテーターが「この人は海外では成功しないんじゃないか」と発言し、司会者がオロオロしてフォローしたんだけど、そのコメンテーターはいつの間にか番組から消えていました。デマを流したりするなら確かに悪いけど、なぜ自分の感想すら言ってはならないのか・・・。


それから、『anan』の「抱かれたい男ランキング」(←ってか、えげつないタイトルの企画ですよね・・・)でキムタクが何年も連続で1位を獲得している事について「これ、本当は香取慎吾が一位なんだって編集者から聞いたよ」と生放送で爆弾発言をしたある出演者も、今ではテレビで殆ど見かけなくなった。ただ、この2つの件は、その発言が原因で番組をクビになったりテレビの仕事が減ったんだと確実に証明するものは無いので、あくまで私の心象(テレビを見ていてそういう印象を持った)という程度の認識でお願いします。


他にも、『Goro's Bar』で稲垣吾郎さんがクイズに答えている時に、その答えが正しいか間違っているかの判定をするのが次長課長の河本だったんだけど、稲垣吾郎の答えが微妙だったらしく(途中から見たのでその問題は詳しくは知らない)、判定を×にしようか○にしようか迷っている河本に対して、稲垣吾郎が「芸人さんはジャニーズの人に優しくするとテレビの仕事が増えるんだよ」というような事を言っていました。やっぱりスポンサーを多く持っている事務所は違うね。ある意味稲垣吾郎は正直者だなと思いましたが、だから芸能人ってテレビで、歯が浮くような見え透いた言葉でジャニーズのタレントを褒めるのか?と合点がいった気がしました。最近では、某宗教に属しているタレントにその傾向がかなり見られますよね。そういう事で点数稼ぎをする芸能人は所詮巷での評価は低いんだけどね。


今回の北野誠発言は一体どんな内容だったんだろう?とやじ馬な気持ちでネットで検索をしてみたんだけど、該当する発言が不明のまま。これは余談ですが、YahooとGoogleでは「北野誠」の第二検索ワードにすごい違いがある事がわかりました。


ニュースでは「発言内容に関しては、特定の人物に迷惑をかけるので公表はしません。」って言ってるんだけど、「ある事件に関与していると疑われてブログに迷惑な書き込みをされた芸人(スマイリー菊池)」の時には、ネットで検索したらすぐにその「ある事件」が何なのかはわかった。その他にも、テレビなどでは報じない詳細でもネットには出回っている。ラジオやイベントでの発言が問題視されているのなら、当然それを聴いていた一般人がいるはずなのに。


ただ、新聞記事から推測すると、北野誠に不適切発言をされた側が「芸能活動を禁止しろ」と要求してきたんじゃなく、北野誠の所属する松竹芸能が見限ったという印象ですね。ただ、ラジオ番組終了に関しては、例の勝谷誠彦氏が雑誌の連載コラムで『 あなたたちが(放送局)が向き合ってきたのはスポンサーなのか芸能事務所なのか視聴者なのか。』と書いていたそうなので、番組側に圧力がかかったんでしょうか。リスナーの寄付で成り立っている番組でない限り、スポンサーに撤退されたら続けられないもんなぁ。


私は北野誠さんがラジオをやっている事も知らなかったので、逆に今回の事で寝た子を起こしたというか、過去の発言をほじくり返されて、痛くない腹を探られてしまった人たちもいるんでしょうね。今回の事で確実に言えるのは、ますますテレビやラジオがつまらないものになるなぁという事です。