したたかな東国原とまぬけな自民党議員

ニュース番組はやっぱり東国原の話ばっかり。総裁選の時などにいつも思う事だけど、自民党が誰に出馬要請しようが、誰が総裁選に立候補しようが、決まってから報道すればいいジャン!告示されたら報道でコメントできなくなるという問題はあるにせよ、今の空騒ぎは本当に無意味というか、他に報道すべき重要な事があるだろうにと思う。


とはいいつつ、きっと今週の土曜日の『ニュースキャスター 情報7Days』に東国原来るかなとか、ビートたけしさんはどういう意見を言うかなとかは気になる。


それにしても東国原知事は戦略家ですね。本気でこれを要請したのだとしても賢い(だって、票稼ぎのために利用された小泉チルドレンのような末路を辿りたくないだろうし)し、そのためにはこうやって「私が自民党から出馬するという事は、古賀さんが総裁候補に値する重要な位置を約束してくれたという事ですよ」という認識を国民に植え付けた。


反対に、前のエントリーで書いたように、実際は自民党から出馬する気はまだないけど、例の与謝野氏の迂回献金などの目くらましや、民主党鳩山邦夫に集まっていた注目を散らすために一発ぶちまけたのだとしたら、自民党に大きな貸しを作った事になる。


国政に打って出ると発言した後に、それを取り消して宮崎知事に留まっても、別に宮崎県民は彼を手放す事はしないだろうし、東国原知事にとって、損な事が一つもない。


だから、これを真に受けてムキになって「自民党をなめてる!」と怒ってる自民党議員はまぬけだなと思います。