赤鼻のセンセイ

赤鼻のセンセイ』は面白かった。


赤い鼻をつけて患者さんを笑わせる男の話なんて『パッチアダムス』のパクリかい?と思っていたけど、全ての、と言っていい程役者さんが素晴らしかった。尾美としのりさん最高!子供子供と思っていた神木隆之介くんが上手に成長していてビックリ。幼年期を抜けても、何か別の次元にいるみたいな不思議な存在感は健在でした。


小林聡美さんも素敵だった。怒っていてもどこかユーモラスだし、「私が助けてあげる!」と常に手を広げて待ちかまえているのではなく、チラ見しながら「何かあったら相談にのるから。」と気にかけてくれる、おしつけがましくない母性を感じる人。香椎由宇さんも凄く知的な美人なんだけど、ただ一つ残念なのは、喋り方が子供みたいにストレートな発声で、声にもまだ渋さや深み(艶)がない事。目力があるのに喋るとガックリという点では柴咲コウさんも共通している。


落ち着いて振り返ると、物語そのものは割と陳腐というかありがちなんだけど、役者さんが素敵なためにそれを越える面白さを発揮していました。物語に強くこだわる人には不満かも。ちなみに私は役者さんが下手だと、どんなに面白いものでも脱落してしまいます。下手って事は間も悪くなるって事でもあるし。


ドラマが終わってチャンネルをMXに変えたら、そこにまた『水曜どうでしょう』(再放送)の大泉洋さんが。イタリアでドライブしていました。