無責任な責任の取り方

自民・古賀氏、選対委員長を辞任へ 地方選敗北を引責

2009年7月14日12時10分 asahi.com
 自民党古賀誠選挙対策委員長は14日の党総務会で、静岡県知事選や東京都議会議員選挙などでの与党敗北の責任を取り、委員長を辞任する意向を明らかにした。細田博之幹事長は慰留している。

上記の通り、自民党の古賀選対委員長が、都議選での大敗の責任を取って辞任する意向だそうですが、正直、逃げ出したという印象しか持てません。だったら議員辞職して、すぐ訪れる次の選挙に立候補するくらいの責任の取り方をすればいいのに。


郵政法案に反対していたのに、法案が否決されるようだったら小泉首相(当時)は総辞職するという情報に流されたのか、いざ投票になったら退席して採決を棄権し、後になって武部幹事長(当時)には郵政法案賛成の意向を伝え、郵政解散後の選挙で造反組が公認を貰えず自民党を離れる中、古賀さんは自民党に残り続けたし、私の印象ですが、古賀さんは、事前の威勢はいいんだけど、大きな問題を乗り越える前に逃げ出す事が多い気がします。


責任を取って辞める・・・って、日本人的には聞こえはいいのかも知れないけど、福田政権の頃から、しかも打診された総務会長というポストを蹴って自ら望んで就任した選挙対策委員長なのに、長年勤めてknow howを熟知している人間が選挙直前に職務をポイ捨てして「責任」も何もあったもんじゃないです。次の引き継ぎをしている間に選挙が始まっちゃいますよ。