フィギュアスケート/グランプリシリーズ・ロシア大会
・男子結果
最終順位 | 選手名 | SP | FP | 総合点 |
1位 | エフゲニー・プルシェンコ(Evgeni PLUSHENKO/ロシア) | 1位(82.25) | 1位(158.40) | (240.65) |
2位 | 小塚崇彦 | 2位(75.50) | 2位(139.63) | (215.13) |
3位 | アルテム・ボロデュリン(Artem BORODULIN/ロシア) | 4位(72.07) | 3位(129.48) | (201.55) |
4位 | ジョニー・ウィアー(Johnny WEIR/アメリカ) | 3位(72.57) | 6位(125.98) | (198.55) |
5位 | ケビン・バン・デル・ペレン(Kevin VAN DER PERREN/ベルギー) | 7位(63.15) | 5位(126.18) | (189.33) |
6位 | アドリアン・シュルタイス(Adrian SCHULTHEISS/スウェーデン) | 5位(67.94) | 8位(117.08) | (185.02) |
7位 | ブランドン・ムロズ(Brandon MROZ/アメリカ) | 11位(54.50) | 4位(127.30) | (181.80) |
8位 | ショーン・ソーヤー(Shawn SAWYER/カナダ) | 8位(61.38) | 7位(118.20) | (179.58) |
9位 | フロレント・アモディオ(Florent AMODIO/フランス) | 9位(59.95) | 9位(111.70) | (171.65) |
10位 | イワン・トレチャコフ(Ivan TRETIAKOV/ロシア) | 6位(65.10) | 10位(99.20) | (164.30) |
11位 | アリ=ペッカ・ノルメンカリ(Ari-Pekka NURMENKARI/フィンランド) | 10位(57.31) | 11位(92.60) | (149.91) |
・女子結果
最終順位 | 選手名 | SP | FP | 総合点 |
1位 | 安藤美姫 | 3位(57.18) | 1位(114.75) | (171.93) |
2位 | アシュレイ・ワグナー(Ashley WAGNER/アメリカ) | 5位(55.16) | 2位(108.81) | (163.97) |
3位 | アリーナ・レオノワ(Alena LEONOVA/ロシア) | 4位(56.78) | 3位(103.28) | (160.06) |
4位 | アリッサ・シズニー(Alissa CZISNY/アメリカ) | 2位(57.64) | 4位(100.66) | (158.30) |
5位 | 浅田真央 | 6位(51.94) | 5位(98.34) | (150.28) |
6位 | ユリア・セバスチャン(Julia SEBESTYEN/ハンガリー) | 1位(57.94) | 7位(90.56) | (148.50) |
7位 | アメリー・ラコステ(Amelie LACOSTE/カナダ) | 7位(51.82) | 8位(87.57) | (139.39) |
8位 | ジェナ・マコーケル(Jenna MCCORKELL/イギリス) | 11位(40.94) | 6位(93.76) | (134.70) |
9位 | オクサナ・ゴゼワ(Oksana GOZEVA/ロシア) | 8位(51.08) | 9位(77.44) | (128.52) |
10位 | カタリナ・ゲルボルト(Katarina GERBOLDT/ロシア) | 9位(42.64) | 10位(75.13) | (117.77) |
11位 | アネッテ・ディトルト(Annette DYTRT/ドイツ) | 12位(36.76) | 11位(72.98) | (109.74) |
12位 | アナスタシア・ギマゼトディノワ (Anastasia GIMAZETDINOVA/ウズベキスタン) | 10位(42.30) | 12位(66.16) | (108.46) |
恐るべしプルシェンコ。この大会はこの人に尽きると思う。フリーだけで158.40だって。今大会の女子4位の選手の総合点、もしくは男子11位の選手の総合点より上回っている。しかもPBじゃないんだから。
選手としては久々の登場だけど、ショーには時々出ていて、その時は転倒したりしていたので、今回も初戦だし、プルシェンコの実力云々に関わらず、人間の体の調子として、今回はそんなに仕上がっていないだろう・・・と思っていたけど、その予想はとんでもなく間違っていた。これならロシア大会限定じゃなく、2戦、そしてファイナルへ、と戦えましたね。
ジョニー・ウィアが踏ん張りきれず残念。スケートスキルとは別に、人間としてこの選手が好きです。kiss&cryでは、なるべくその国の言葉で「ありがとう。愛してます。」と言うのです。この、ファンへの気配り。まー、スケート大国アメリカでも既に人気を得ているから、もしかしたら「畜生!絶対優勝して有名になってやる!!!」という血の滲むような努力を重ね続けなければならないモチベーションがそんなに持てないのかも。プルシェンコがトリノ五輪にかける思いは鬼気迫るものがあった。
今回の演技で、当然プルシェンコに金メダルの期待がかかるだろうけど、私はプルシェンコに再びあの気合いがよみがえるだろうか?と思うと難しいと思う。オリンピックって才能だけじゃない何かが働くからなぁ。でも、久々にフィギュアの試合で「わおー!」と熱くなった。これだけの演技を見せられる選手は最近はなかなか出なかったので、「2個目の金メダルを獲りに」という気持ちでなく、「見ている人に何かを訴えたい」という気持ちで五輪に挑むなら、再び頂点に立てる可能性は高いと思う。トリノの時の荒川静香さんのようにね。ちなみにプルシェンコ選手が演技で使用していた曲は、トリノ五輪のエキシビジョンにも登場したエドウィン・マートンさんが再び担当しています。
女子の試合はパッとしなかった。今回優勝した安藤美姫選手の得点は、フランス大会で2位だった浅田真央選手よりも約2点低かった。真央ちゃんは痛々しい程に追いつめられているなぁ。でも、もしかしたら、真央ちゃんの中にも「普通にやっていればこのロシア大会では勝てるだろう」という心の隙がどこかにあったか。
3位になったロシアのアリーナ・レオノワ選手は可愛かった。彼女のキャラクターと演技内容が合っている気がした。真央ちゃんのフリーも、あんなに難しい曲にしないで、もっと皆が親しみやすい曲にすればいいのに。