フィギュアスケート/グランプリシリーズ・ロシア大会

エキシビジョン。
楽しみにしていたプルシェンコのアンコールは流されず・・・。金メダルなのに。そしてフランス大会で金ダメルをとったキム・ヨナのアンコールは流したくせに!さらに、フランス大会で優勝した織田信成選手のアンコールも流していなかった。日本人なのに!でも私は、スポーツを国威発揚に利用するのは大反対なので、『日本人が勝ったから特別に多く放送しよう』とかはして欲しくない。外国人だろうが、良いものは放送し、見ている側のレベルを上げていけばいいんだ。どうせエキシビは視聴率低いんだから、平等に良いものを見せておくれよ。


プルシェンコが演技している時の荒川静香さんのコメント、「復活というよりも健在という言葉がふさわしい。」に納得。エキシビジョンなのに、4回転を1回、3回転半を3回飛んでいましたね。このサービス精神が好き。


先日ロシア大会の感想を書いた時は、プルシェンコの演技を見た直後だったので興奮していたんだけど、冷静になってプルシェンコの点数と前回のフランス大会での織田信成選手の点数を比較してみたら、織田信成選手の方が得点が高かった。やるじゃないか、17代目。


ただ、同じ大会でプルシェンコ選手と織田選手がそれぞれ前回通りの演技をしていたら、ジャッジはプルシェンコの方が上だと判断するんじゃないかなーと思った。何故だかジャッジは、キュートで元気な感じの演技より、セクシーで大人っぽい、優雅な演技をする人の演技構成点を高くする傾向にあるような気がする・・・。素人目の判断なのであまりあてにならないけど。ただ、オリンピックのステージで、織田信成選手があのチャップリンの演技を完璧にこなしたら、私は間違いなく号泣します。あの笑顔は素敵だね。そして、そういう演出をするニコライ・モロゾフは凄い。


前回の日記で、私は
『もしかしたら、真央ちゃんの中にも「普通にやっていればこのロシア大会では勝てるだろう」という心の隙がどこかにあったか。』
なんて失礼な事を書いてしまったけど、それは逆ですね。無難にこなせば勝てるのに、完璧を求めて演技しようとしたから、力んでしまって思うような結果が出せなかったんですね。だって、翌日のエキシビジョンではあんなに軽やかに滑れてる。あのパガニーニのエキシビジョンは素敵なので、あっちをフリーに変更すればいいのに。


今は満足のいく結果が出せないかもしれないけど、それは挑戦しているからこその不調なので、私は真央ちゃんは大丈夫なんじゃないかなーと思います。というかそうであって欲しい。