鳩山由紀夫首相辞任

サッカー日本代表の遠征先に、EXILEが陣中見舞いだって。あー、金のニオイがプンプンする。スポーツとカネ。


しかも、民放ならまだしも、NHKのニュースでも報道していた。世界卓球の事は一切やらなかったくせに。あー、日本の報道はもう終わった。映画の台詞なら起こった事をチャラにして、「まだ始まってもいねーよ。」なんてかっこ良く言えるけど、残念ながらこの廃れ具合は現実。NHKのニュース番組でさえ、しきりにどこかのお店の開店やら、i−padの発売やら東京ガールズコレクションやらを報道しまくっているのもおかしい。


電通が入り込んでから、報道番組は死んだね。しかも、燃え尽きて灰になる前に、くすぶって鎮火しちゃったような終わり方だよ。ぶすぶすっ。ってか、同じようなタレントに同じような番組の作りで、テレビ番組そのものも危うい。


そもそも電通なんて、右のものを左に動かしているだけで、実際にお金を出しているのはスポンサーであり、それで番組を作っているのはテレビ局や制作会社じゃん。思い切って間で養分を吸い取っている虫を取り除いてしまえばいいのに。そうしたら、昔のように大胆で面白い番組がまた作れるよ。


本題。
鳩山首相が辞任しましたね。さんざん「いつまで首相の地位にしがみついているのか」と批判していたマスコミが、いざ辞めたら「また投げ出した」「無責任」と、再び批判。


野党も「選挙対策の辞任、けしからん!」とか怒ってるんだけど、自民党に言われたくない。それに、鳩山由紀夫を総理として選んだ民主党の議員側が、選挙対策として「鳩山辞めろ」というのは問題があると思うけど、今回は総理自らが辞める事を選んだのだから、選挙対策だと言われても「それが何か?」と逆に質問したいくらいだ。政治家の命は投票なんだから、選挙を前にここまで支持率が下がれば、そりゃー、自分に原因があると自覚している人なら、居座り続けるわけにはいかないと思う。


っていうか、私が一番悪いと思うのは、アホな偏向報道に踊らされている視聴者だよ。私は前回の衆議院議員選挙で民主党に投票しなかったので、政権交代にしても、自分が民主党を応援していないから(期待していないから)客観的に見ていたんだけど、そういう私からすれば、ちょっと前までは民主党を支持していたのに、世論調査にまんまと「民主党不支持」と答えている人達って何なの?と思う。


何を根拠に支持し、さらには不支持に至ったんだか言ってみろ、と問いつめたい。どうせ安藤優子のニュース番組に影響されたとかそんなもんでしょ。「政治とカネ」のキーワードを連発されてその気になって。でも、冒頭で書いたように、もう日本の報道なんて死んでいて、作っている側の人間は日本の未来なんかまるで関係なく、自分たちの明日の生活の事しか考えていないのに。


国民が変わらない限り、日本の首相はこの先も変わり続けると思う。