表現に年齢制限は無い

NHKの『爆門学問』の野田秀樹さん編は面白かったな。野田秀樹さんは年齢的にはおじさんだけど、終わってない人のような気がした。この人が何故モテるのがわかった。


あと、最近の日本人が幼くなってきている、という意見に心から共感。番組で野田さんが語られていた以外にも、アニメにしても、再放送で『あしたのジョー』とか『フランダースの犬』とか昔のものを諸々やっているのを見ると、大人が見ても面白いどころか、全然子供向けじゃないし、ナレーションの文面も子供に媚びてなくて驚く。でも昔の子供はそれについてこられたんですよね。


ちなみに、爆笑問題太田光さんがしきりに「若者の表現の場」としてツイッターを例に出していたけれど、ツイッター2ちゃんねるを最も利用しているのは30代〜40代だって新聞で読みました。若くないぞ。まぁ何歳だって表現したいって事だ。ってか、この世代って脳も欲も自己主張もまだまだ活発だけど、会社では空気を読んで自分を抑えなきゃいけないから、言いたいけど言えない本音がたまっているのかも。


ちなみに私の場合はツイッターはやっていないけど、こうやってブログはやっているわけですが、自分が今何をしているかとか何をしてきたかとかを表現したいとは思わないけど、報道記者でさえ自民党からお金を貰ってヨイショ記事を書いたり報道したりしているこのご時世、世間の流れが、大雑把に見るとすぐに一つの方向(巨大組織によって作られた流れ)に流されていくように見える時があり、自分がその流れと同じ時は別にいいんだけど(だって身を委ねていればいいんだから)、そうじゃない時にとても危機感を覚えるので、そういう時に自分の意見をブログに書く事が多い。


それでもこんな無名の人の声なんて届くはずもなく、でも危険だし、弱い人間だから自分の事を晒してまで表現したいとは思わない。そういう時は確かに太田光さんの言うように、有名人でしかも強いメッセージを出せる人を「いいなあ」と思う。