今週のうぬぼれの恋

今週の『うぬぼれ刑事』はイマイチだったなぁ。今回のマドンナ役の樋口可南子さんは綺麗で色っぽくて、現役で恋愛してそうな雰囲気は漂っているんだけれど、長瀬智也さん演じるうぬぼれの相手としては不釣り合いというか、ちょっとPTAっぽかった。そして何より、その性格がキーキーと強すぎて、「いくらうぬぼれ刑事でも、この人にメロメロになるなんて・・・。」と共感を持てないまま終わった。ごめんね、蓮舫


その他にも、笑える場面も少なかった。坂東三津五郎さんが樋口可南子さんと対決して泣いちゃったけど、三津五郎さんの演技力ならば、あんなにわかりやすくコメディータッチにメソメソと泣かせなくても良かったと思う。今週は全体的にそんな感じで、笑いどころで「どうだ!笑う場面だぞ!」とアピールしてるような箇所が多かった。私は、初回で西田敏行さんが生田斗真さんに「あいつ(うぬぼれ)すっかりダルマになっちゃって」と言いつつも、実は「天狗」と勘違いしていた場面が好きです。自己アッピール。


三谷幸喜さんの作品には戸田恵子さん、のように、宮藤官九郎さんの作品には枕詞の如く森下愛子さんが出てくるけれど、なんかもういいんじゃないか?と思う。たまには出なくてもいいんじゃなかろうか。でもコアなクドカン作品のファンの方々は「森下愛子あってのクドカンドラマだ!」と思うのかしら?