『うぬぼれ刑事』第4話の感想

どうやら私はせっかちな人間らしく、ドラマで無駄に間があったり、もう何を言いたいかわかったというのにいつまでもその説明などをされると「これ何の時間ですか?ハイ、次行ってチョ!」と心の中で急かしてしまう。


そんな私ですが、『うぬぼれ刑事』の第一回はとてもテンポが良くて楽しかったなーと思っていたのですが、それもそのはず、初回の台本は1時間10分の放送時間のところ、脚本家の宮藤官九郎さんが1時間30分くらいの内容の脚本を書いてしまったので、通常よりも早いテンポで台詞を言わされたそうです。とラジオで矢作さんが言っていました。けがの功名ってこういう事ですね。そんなプチ情報を披露してくれた矢作さんだけど、このドラマではちょっと浮いているような気が。キャラクターは浮いていないんだけど、お芝居が周りと馴染んでいない気がします。矢作さんが嫌いで言ってるんじゃないですが、同じ芸人だったら、バナナマンの日村さんの方がお芝居は上手かも。


それにしても、時代劇でも恋愛ものの王子的な役でも、こういうコメディーでもこなしちゃう要潤さんの順応力は凄いですね。かっこいいから褒めているんじゃなく、本当にそう思います。


うぬぼれ5が集うバーのバーテン役の人(少路勇介さん)もいいですね。店名通り「俺俺」的なメンバーの中で、唯一普通(まとも)な存在で、うぬぼれ達の会話の流れが飛びすぎた時に、ふっと冷静でまともな意見を言いニュートラルに戻してくれる。普通を演じるって難しいと思うんだけど、そんな普通のバーテンがハマってる。ハマり過ぎてこの先バーテンの役しか回って来ないんじゃないかと心配になるくらい。スーパーマンみたいに。


今週の『うぬぼれ刑事』のマドンナは戸田恵梨香さん。正直、女優さんって大変だなーと思った回でした。長瀬智也さんは赤ちゃんの無邪気さを失っていない人だ。