『IRIS』最終回




TBSで放送していた韓国ドラマ『アイリス』がついに終わっちゃいました。


以前に嵐の大野智さんが主演した『魔王』も韓国のドラマをリメイクしたものらしいのですが、この2本を見る限りだと、韓国のドラマって最後に無茶するなぁ〜って印象です。決して「最後どんな終わり方だったか忘れちゃった」とはならない強烈なインパクトを残す終わり方。


wikipediaで『アイリス』を調べてみたんだけど、韓国では

韓国での初回視聴率は24.5%、平均視聴率は30%を超え、最終回視聴率39.9%・最高瞬間視聴率50.2%を記録した。

だって。見過ぎだ。


日本で振るわなかった理由は外国のドラマだから受け入れられなかったというのが一番の要因だろうけど、「話が難しい」という声も結構聞かれた。もしそうなら、難しいドラマにも関わらずこんなに高視聴率を獲得している韓国に対して、日本の視聴者はやっぱり脳がニブくなってるんじゃないのか?と例の保守派メディアによる日本人アホ化計画の進行具合が心配になる私です。(過去記事コチラ)
大体なんだい、おバカブームって。バカなんて誰だってなろうと思えばなれるじゃないか。


ドラマの話にもどるけど、私は韓国にも行った事がないし、韓国ドラマを見たのも2本目(1本目は王道の『冬のソナタ』)だし、韓国語も全くわからないので、誰の演技がどうとかわからないのですが、黒木メイサの吹き替え芝居の大根っぷりに怒り心頭だったんだけど、その黒木メイサが吹き替えをした女優さん(キム・テヒ)も、韓国ではあまり演技がうまくないと言われているそうですね。だからこの人の吹き替えに黒木のような大根を?・・・・って違うな。「室長」もまともに言えてないんだもの・・・。こんな人に声優の仕事まで踏み込まれては、真面目に声優の勉強をしている人が泣くね。


日本で放送しているアメリカのドラマって、やっぱりアメリカの中でも面白い人気のあるものが厳選されているせいもあり、最終回を見終えてから再び初回から見直してみると、結末の伏線が既にこんな最初の段階で張られていたのか!とわかり、その脚本の綿密さに関心してしまう事があるんだけど、韓国の『アイリス』はその辺はまだまだだなと思いました。イ・ビョンホンの好きな花はアイリスだ、という会話が最初の方にあったので、アイリスという組織に実はイ・ビョンホンが深く関わっているのか?と思っていたんだけど、その辺も曖昧で終わっちゃった。


イ・ビョンホンを影ながら見守っていた、ベッドで寝たきりになっている人が殺されたあたりまではとてもよく出来ていたんだけど、最終回近辺は極秘データの取り扱いが雑で、案の定罠にハマって殺されたり、物語のために登場人物や舞台設定が変えられてしまった印象があります。


ただ、前半でも書いたけれど、『アイリス』の方は韓国ですごく評判が良かったから、このドラマを制作中にすでに続編(番外編?)の制作が決まっていたそうで、その続編のために謎をたくさん残したまま終わってしまった。


アイリスの謎は続編まで引っ張られてしまうわけですが、日本では視聴率が振るわなかったから続編までは放送しないと思うので、日本の視聴者は謎が謎のまま終わってしまうと思われます。がっくし。