灼熱アジア

NHKで放送した『NHKスペシャル 灼熱アジア』というドキュメントが面白かった。第一回、とかいうから、てっきり第五回くらいまで放送するのかと思いきや、第二回で終了でした。※と思ったら第四回までありました。ただ第三回以降の放送日は未定のようです。
番組HPこちら
http://www.nhk.or.jp/special/onair/asia.html


今や日本は躍動する国際経済界の蚊帳の外になりつつあるけれど、その危機感を感じている人が日本のいわゆる一般市民には少ない気がする。


日本の人の多くが未だに中国や韓国をどこかで見下していたり、彼等から大量リードを奪っているかのような気持ちでいるけれど、この番組の舞台であるタイや中東と同じように日本だって、戦後の日本人が頑張ったから世界の上位に躍進したに過ぎないのに、元から選ばれたエリートのような、まるで自分たちには魔法がかかっているかのような万能感が感じられる。


タイの人達の勤勉さには驚かされる。2009年の技能五輪国際大会の旋盤部門で金メダルを獲得したのがタイの人だったなんて。


自民党時代も含めると、日本の政治は自分たちだけの狭い世界での権力闘争にうつつを抜かしている間に、タイや中東や韓国はどんどん成長している。日本は鎖国時代に戻ろうとしているのだろうか?