追:『熱海の捜査官』

言いたかないけど、あからさまにDVDや関連本を売ろうとする、いかにもD通っぽい俗なやり方だー。じゃあお前は俗物じゃないのかと言われれば私も俗なんだけど。


もうこのドラマはスルーしようと思っていたけど、DVDを買える余裕のある人ばかりでないだろうから、色々思い出した事を書いてみます。


バス失踪事件が起きたのが3年前、レミーちゃんの主演映画の計画が立ち消えになったのが3年前、歌のうまいお爺さんが「死んだ」のが3年前、ゴロー、じゃないや、犬塚君が南熱海警察署に赴任してきたのが3年前。みんなこの時期に亡くなったんだな。




オダギリジョーさんがよく電話していた美人上司のモトコさんは最終回で死んでいる人っぽいという事が判明したけど、小田切さんが「君(栗山千明)をモトコさんと同じ目に遭わせたくない」と怒鳴った事から、少なくとも2人の間では栗山さんはモトコさんと同じ世界にはいない=死んでいない認識になっている(死んでいる自覚があるんだったら現世に留まっていないでモトコさんのいる天国に成仏した方がいい)。


なのに、その前にあの世のモトコさんが萩原聖人さんの写真をデータベースにアップさせたりと具体的な行動を取っているのが不可解。(実際にはそういう超常現象も起こるのかも知れないけれど)


さらに、栗山千明さんに対してオダジョーさんが「さっきモトコさんから電話があった」というような事を言い、それに対して栗山千明さんも「なぬっ!?(故人と電話!?)」というリアクションではなく普通にそうでっかという感じで受け流していた気がする。つまりその時の栗山千明さんの認識では、モトコさんと自分たちは同じ世界にいる存在という事だと思う。でも最終回では別の世界の存在としての認識に変わっている。振り返れば振り返る程、設定の荒さが目につく。