『スポーツ大陸』感想 天才は才能だけじゃ育たない。

もー、いつまでも市川海老蔵市川海老蔵ってうるさいよ!大体、加害者が逮捕されてもいないのにマスコミは何を勝手に裁いているのさ。逮捕状が出ているのに出頭してこない奴が「善意の加害者」のわけないじゃん。何故こんな奴を庇うような放送をしているのかわからん。ムカつく事をされたら後頭部を蹴っ飛ばし、顔面が陥没するくらい暴行をしてもいいんだ。へー、そうなんだー。


本当はこの影で何か重要な出来事が起きているんじゃないの?とさえ思えてくる。政治家のスキャンダルとか、国民にとって不利な法案が可決したりだとか・・・。


本題。
書きそびれていたけれど、NHKの『スポーツ大陸』の斎藤佑樹選手編と卓球の水谷隼選手編を見ました。どちらも取材力に驚く深い内容だった。旬の斎藤佑樹選手はともかく、一般的には今はまだあまり日の目を見ない卓球の選手をあそこまで取材してくれたなんて。引き立て役になってしまったけれど、王励勤選手もインタビューに登場したので嬉しかった。


斎藤佑樹選手の「何か持っていると言われるが、それは仲間。」発言は、最初に聞いた時は結構引いたんだけど、この番組を見ると、確かにそう言いたくなるのもわかるくらい素晴らしい仲間や恩師に恵まれた人だなと思った。いや、本当は誰にでもこういう素晴らしい人達がそばにいた事はあったんだろうけど、その時はその存在やありがたみに気がつかず、知らず知らずのうちに失ってしまったんだろう。


長い期間トップランクの成績を残せる選手達というのは、スポンサーに牛耳られたマスコミの表面的な派手な扱いとは裏腹に、地道で地味で過酷な経過を乗り越えて今がある。肉体的に「もう限界だ!辞めたい!」と思ったとしても、そこをぐっと耐えてトレーニングを続けてきた人達だからこそ、マスコミのインタビューで酷い質問をされたとしてもすぐに感情的にならずにぐっと自分を抑え、穏やかな表情で受け答えをする事ができる。肉体と精神というのは繋がっているなと改めて納得すると同時に、それを実行し証明して見せるトップアスリート達を尊敬せずにはいられない。


記者が取材対象とかなり親密になっていると思われるんだけど、決して記者や番組側の存在や気持ちを主張してこないのでいい。