私達は惑わされていたのかも知れない。

もう昨年の記事になりますが、ウィキリークスが公表した米外交公電に鳩山政権を警戒する内容が。


時事ドットコムより

鳩山政権「自民党と全く違う」


 【ワシントン時事】2010年2月3日にソウルで行われたキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)と韓国大統領府の金星煥外交安保首席秘書官(現外交通商相)の会談で、当時の鳩山政権に対する懸念を共有していたことが、2010年11月30日までに内部告発サイト「ウィキリークス」が公表した米外交公電で分かった。


 それによると、鳩山政権の対北朝鮮政策は自民党政権と「全く違う」とのキャンベル氏の分析に金氏が同意。金氏は、北朝鮮が「民主党政権接触する」ため複数のルートを使っているのは明らかだと指摘した。


 また、キャンベル氏は鳩山政権への対応について、当時の岡田克也外相(現民主党幹事長)や菅直人財務相(現首相)らの主要メンバーに直接働き掛けることが重要と伝え、金氏が賛同。両氏は、民主党政権北朝鮮と対話する場合は米韓両国との連携が必要になるとの認識でも一致したという。
http://www.jiji.com/jc/v2?id=20101206wikileaks_07

アメリカに背くと日本の検察が動く(アメリカと日本の官僚は繋がっている)という話を良く耳にするけれど、こういう記事を読むとあながちデタラメじゃないんじゃないかという気になる。というか実際に“自民党とは違う”鳩山政権は、検察と「政治とカネ」というキーワードを乱発使用して国民に悪いイメージを植え付けたマスコミによって支持率を急落させられ、短命政権に終わった。


ただ、私も当時の鳩山首相に落胆するきっかけとなった基地移転問題に関しては、最近になって外務省官僚の反乱だったと検証するジャーナリストがいるものの、鳩山元首相はあまりにも意志が弱く、そして信用する人を間違った気がする。好き嫌いは別にして、その辺は小泉純一郎元首相を見習って欲しかった。


それにしても、昨年の3月に韓国哨戒艇沈没事件が起き、同年5月に「北朝鮮の仕業だ」という調査結果が韓国・アメリカ・イギリス・スウェーデン・オーストラリアの共同調査によって出たけれど、あれだって私はアメリカが怪しいなと思っていた。(北朝鮮の脅威を日本に感じさせ、アメリカ軍の必要性を強調するため。)その時は頭がおかしくなったと思われたらどうしようと思って書かなかったけど、ウィキリークスによって暴露された外電を読むと小説のような出来事が裏で本当に起こっているようで心の底から怖くなる。