我欲は未だ洗い流されず

 東日本大震災からもう一年。自分の感覚からしても、震災後の復興という面から見ても、全然一年経った感じじゃないな。


 なんだか急に「被災地の瓦礫を受け入れよう」キャンペーンが始まった。都内だってもうとっくに放射性物質が沢山降り注いでいるわけだし、そもそも福島の原発は関東の電力のために稼働していたんだから、多少放射性物質が付着していても、瓦礫ぐらい受け入れてもいいじゃない・・・なんて私も思ったんだけど、先日『ガイアの夜明け』を見ていたら、女川の漁師さん達が、今は漁の仕事がないので瓦礫を集める仕事をして収入を得ているが、その仕事も3月で打ち切りになってしまう、と言っていたので「おや?ならば女川で瓦礫の処理もすれば、仕事の無い人は随分と助かるのでは?」という疑問を抱いた。


 さらに、かつて関東大震災が起きた時に生じた瓦礫は横浜の埋め立てに利用されたという話もどこかで聞き、「あれ?だったら東北の瓦礫も、埋め立てに利用すればいいんじゃないの?」という疑問も浮かんだ。


・・・後日に続く。