女心と山の天気は気まぐれ

 西加奈子さんの『さくら』という小説を読んで脳天がしびれた。文章そのものは、読んでいる途中で「ちょっと“それ”を多用しているな」とか、「比喩が多くて読むテンポが乱れるなー」、とか結構不満を抱いてしまったんだけど、物語そのものはとても切なく、そして可愛く、温かい素敵なお話だった。『さくら』の前に『漁港の肉子ちゃん』も読み、赤子のような心根を持った肉子という女性に心が「じ〜ん」と震えていたんだけど、『さくら』によって、その震えがしびれに代わり、そして脳に達したという感じです。やー、西加奈子さんの作品にハマりそう。 


 本題。
 また『5時に夢中!』の話。
 前任の司会者、逸見太郎さんが降板すると知って凄いショックで、最終週では北斗晶さんと共に泣くくらい淋しかったのに、ふかわりょうさんに代わったら代わったで、この番組が面白くってしょうがない。


 この番組は徳光正行さんが司会をしている頃からずっと好きな番組だけれど、毎日はチェックしていなかった。厳密に言えば木曜日と週代わりでゲストの来る金曜日は必ず予約して、後の曜日は気になる事件(イベント)があったら録っておくという感じ。


 でもふかわさんが司会になってからは、録画機器がビデオテープ(3倍録画でも6時間がギリ)からハードディスク(100時間越え!)に変わった事もあり、そして何より、とりあげる記事が興味の無いものでも、コメンテーターとふかわさんのやりとりが面白いので見逃せない!と思って毎日録画するようになりました。(放送から2週間後に見たりする事もあるけど…。)


 ふかわさんが中村うさぎさんの下ネタをさんざん黙って聞いた後、「提案があるんですけど、この番組深夜にやりませんか?」と言ってみたり、火曜日の突然の吊り革(電車に乗りながらできるストレッチ)とか凄い笑った。『ふかわりょうに夢中!』という感じ。