情報も島国

 大手マスコミ(特にテレビ)は連日、中国の反日デモを報じているけれど、マスコミ側が大ハシャギしているようにしか見えない。


 原発再稼働反対デモやオスプレイ反対デモなどはなかなか報じず、視聴者の苦情や抗議などにより各局足並み揃えて渋々お義理程度に報じていた時期もあったが、それも今はほぼ無い。


 でも正直、もう大手マスコミの報道をまともなものだと思ってないし、それに対して怒りすら湧かなくなってきて(つまり期待してない)「やっぱりこういう報じ方してる」という呆れと再確認でしかない。今やネットやケーブルなどで外国の報道も簡単に見られるので、世界は意外と中国寄りの報道をしている事も多くの人がわかっている。日本の大手マスコミに対しては、それを本気で信じて見てる方々だけに向けて、狭い世界で好きにやってれば?という思いです。ガラパゴス報道。


 昔の人なら戦争で、今の人なら原発事故で、「報道は嘘をつく」という事を嫌という程知ったのだから、いつまでも「情報は与えてもらうもの」という受け身ではいけない。「あの人にお金を貸すと返ってこない」と知りつつお金を貸すのは貸した本人も悪いのと同じで、嘘つきだとわかっている人の情報を信じて行動し「騙された」と嘆いてみても、その悲劇は嘘つきの方ではなく騙された人が招いた事だ。