鳩山由紀夫氏訪中

  お正月あたりに放送していた東京MXテレビの西部ゼミナールスペシャル『この偽善者流、不景気面、幼稚症状をいかにせん』(西部邁佐高信黒鉄ヒロシ寺脇研)をやっと見た。黒鉄ヒロシさんの維新論が勉強になった。VTRもなく、ただ話すという番組でも充分面白いんだから、もっとキー局でもこういう番組を放送すればいいのに。


  今回のこの番組タイトル(『この偽善者流〜』)は辛辣だけど、中身はいつも(通常放送)より和やかだったように思う。ただ、竹中平蔵さんは右からも左からも嫌われているのだなという事がよくわかった。


  それはそうと、MXテレビもそろそろ字幕放送を始めてくれると嬉しいなー。


  本題。
  鳩山由紀夫さんの発言に続き、同じく元総理の小泉純一郎さんも尖閣諸島について


「係争地であるということを互いに認めるということが大事ではないか」
「互いの国の利益を冷静に考え中日関係を改善すべきだ」
「鳩山発言よりも石原慎太郎氏の『尖閣購入発言』の方が日本の国益を損なったのではないか」


と発言したとか。


  小泉純一郎さんがいくら影響力があるとは言え、今は政治家を辞められて民間人なのが惜しまれる。仮に韓国の元大統領のイ・ミョンバク氏が日本に来て「竹島(独島か)がどっちの領土なのか、国際司法裁判所で決めるのが良いと思っている」と発言したところで、双方のメディアや国民が一瞬「ザワッ」とするだけで、外交的には何の影響力も持たないもんねー。


  なーんて。
  実際には小泉さんはこんな発言一切していません。同じ言葉なのに、鳩山氏が発した時と、小泉氏が発した場合で、受ける印象が変わってしまった方は要注意。


  ましてや、鳩山さんには「元総理という影響ある立場なんだからウロチョロするな!」と思っていた人の中に、小泉さんもそう言ったと聞き「小泉さんはもう政治家を引退した民間人なのだから何を発言しようが自由!」とまで思った人はいませんか?先入観にとらわれている可能性ありです。