下世話

 今年のウィンブルドンは番狂わせが多いなぁ。特に女子。男子も、ナダル選手やツォンガ選手がいなくなった時点で私はかなり興味が失せた。でも見てるけど。


 こうなったら今年こそはマレー選手に優勝して欲しい!ジョコヴィッチさん、空気読んで!(嘘です)


 本題。
 フィギュアスケート安藤美姫選手の極秘出産について。色んなところで既に言われているけれど、周囲の人々は口が固かったなぁ。ミキティはマスコミに翻弄された苦い経験から、あんまり多くの人と気さくにやっていくタイプではなかったようだけど、その慎重さが功を奏したというか、人を選ぶ目は鍛えられたみたいだね。信頼できる良い人達が彼女の周囲にいるんだろうね。


 ラジオで聞いただけなので実際の映像は見ていないのだけど、『報道ステーション』で出産の第一報があった翌日、そのニュースを後追いしたフジテレビの番組がニコライ・モロゾフコーチに「あなたが(安藤美姫さんの子供の)父親か?」と電話取材したと聞き鳥肌が立った。そんな事を他人が聞く?身内でもあからさまに聞くのは憚られる(はばかられる)質問だよ。


 「父親は誰だ?」とか、何故報告しなくちゃならないんだ?誰かの子だと、何か日本にとって不都合があるのか?ただ単に自分達の下世話な知りたい欲求を満たしたいだけでしょ。別に安藤美姫さんに「私妊娠したんだけど、どうしたら良いでしょう?」って相談された訳でもなく、彼女は自分で決断して自分で育てるって決めてるんだから、関係の無い周囲がアレコレ口出す事じゃないよ。他所様の家庭の噂話に首を突っ込む暇があるなら、将来自分や自分の子や孫が戦争に強制的に参加させられてしまうかも知れない憲法改訂(“改正”とは口が裂けても言いたくない)について本気になって考えろと言いたい。